仙台市内のギャラリー「晩翠画廊」(仙台市青葉区国分町3、TEL 022-713-6230)がオープン10周年を迎え、記念展を開催している。
同画廊は1997年11月、仙台市の晩翠通沿いにオープン。以来10年間にわたって仙台・宮城を拠点にさまざまな分野で活躍する作家や、仙台にゆかりのある作家など300人以上の作品展を開催。地元密着のギャラリーとして、地元作家と芸術ファンとの交流の場ともなっている。
記念展ではこれまで10年間に同画廊で展示を行った作家の中から、155人の作品を4週に分けて展示。3週目となる11月27日~12月2日は彫刻立体、書・写真を、4週目の12月4日~12月9日には工芸全般を展示する。
10周年を記念して先日行われたパーティーでは、同画廊代表の安藤俊恭さんが引退を表明。年明けからはスタッフの金子美也さんが、総括マネージャーとして企画・運営を手がけることになった。金子さんはこれまで、「若い人にも気兼ねなく出入りしてもらえるギャラリーにしたい。また、展示している素晴らしい作品を見て刺激や影響を受けてほしい」という思いから、積極的に若手作家との交流を行ってきた。
新たな10年に向けて、「企画の内容をさらに充実させると同時に、情報交換の場としての取り組み、閉廊後の活用方法など、新たなことにチャレンジしていきたい」と話す金子さん。「仙台で若い作家が活躍するための土台を作っていけたら」とも。
営業時間は10時~19時。月曜休廊。