仙台の牛タン専門店などで9月10日、「牛タンの日」に合わせた取り組みが行われた。
仙台の牛タン専門店で構成される「仙台牛たん振興会」が昨年7月に制定した「牛タンの日」は、9=「ギュウ」、10=「テン(タン)」の語呂合わせによるもの。同振興会が昨年、宮城大学の事業構想学部事業計画学科に牛タン業界活性化策の立案を依頼。同学科の新入生基礎ゼミで「仙台牛タンの振興」が研究テーマとして採用され、学生からの提案で「牛タンの日」が生まれた。
今年は同振興会に加盟する全店で告知ポスターを掲示し、「味の牛たん 喜助」など加盟店の一部で「牛タン定食」をセール価格で販売。さらに、9月8日・9日に行われた「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」では、仙台市役所前市民広場の特設屋台で牛タンの炭火焼きを300円で販売し、市民や観光客らにPRを行った。
同振興会ではほかにも、UFJニコスとのタイアップによるメンバーズカード「仙台牛タウンカード」の発行や、「仙台牛たんマップ」の制作・配布など、自治体や企業と協力してさまざまな活動を展開。今後も「引き続き仙台牛タンの伝統を守りながら、お客さまに満足していただけるよう前進したい」としている。