仙台市青葉区の国分町通り沿いに、かん酒・白ワイン・焼き鳥の店「もみじ」(仙台市青葉区国分町3、TEL 022-393-4993)がオープンして1カ月を迎える。
青葉区本町のスペイン風路地裏バル「FUMO14番地」と居酒屋「つるかめ」の系列店となる同店。鶏の足の呼び名から付けた店名はオーナーの藤田将史さんが最初に開いた焼き鳥店と同じ名前で、「お客さまに足しげく通っていただけるお店になるようにとの思いを込めた」という。店舗面積は25坪で、席数は40席。
ターゲットは30代前半~50代後半の男女。仙台市役所付近という立地上、会社員やOLなどの流れが見込めることから同所を選んだ。「繁華街からちょっとずれている場所が好きなので、二日町方面の路面で物件を探していた。少し落ち着いてご飯を食べるのが好きな人にご利用いただければ」と藤田さん。
メーンの焼き鳥には、藤田さんの故郷・青森県にある「村越シャモロックパーク」で育った地鶏「青森シャモロック」を使用。新鮮なものを提供したいとの思いから、鶏を丸ごと仕入れて店でおろす。「食感・味はもちろん、香りと味の余韻が良いので、塩の焼き鳥に合うと思った。何より生産者の方の人柄が決め手」と藤田さん。定番メニューは「もも」「むね」「ネギ間」「アキレス」(以上360円)。「中落ち」(250円)、「ソリレス」(360円)、「むね焼霜」(1,350円)などの希少部位も日替わり・数量限定で用意する。
そのほか、「こころ」「砂肝」「ボンチリ」「きんかん」(以上180円)など宮城県産地鶏を使った焼き鳥や、旬の食材を使用した刺し身・揚げ物・菜皿・焼き物・蒸し物・ご飯物などの日替わりメニューも30種類以上提供する。
ドリンクは日本酒16~17種類(8尺=550円~)、白ワイン・スパークリングワイン50~60種類(グラス=550円~)を用意。「日本酒は冷酒でもおいしいが、熱酒にすると五味のバランスがよくふくらんで味にボリュームが出る。ぜひ試していただければ」。ビール・サングリア・シェリー酒・食後酒などもそろえる。
客単価は4,000円~4,500円。「仙台には焼き鳥店はたくさんあるが、うちは他にはないちょっと変な焼き鳥店だと思う(笑)」と藤田さん。「お気に入りの焼き鳥店に3回行く間に、1回くらいうちに来てもらえればうれしい」と控えめに話す。
営業時間は17時~24時。日曜定休。