仙台経済新聞で今年上半期もっとも多くのPV(ページビュー)を集めた記事は、「JR東日本、路線の復旧状況を発表-3月中に運転再開の区間も」だった。仙台駅前の商業ビルや仙台空港の復旧状況を伝える記事も多く読まれた。
今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースの中で、PVの多かった記事上位10本は以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. JR東日本、路線の復旧状況を発表-3月中に運転再開の区間も(3/23)
2. JR東日本、復興支援商品を販売-「やまびこ」仙台・東京間が5,000円(5/11)
3. 三陸のカキ養殖を支援するプロジェクト-1口1万円でオーナーに(4/5)
4. 旧仙台ホテル跡に複合商業施設「エデン」-「伝説のすた丼屋」など16店舗(6/10)
5. 仙台駅前、商業ビルの営業再開でにぎわい取り戻す-構内も一部利用可能に(3/28)
6. 仙台空港、復旧に向け重点的に排水作業進む-ポンプ車20台フル稼働(3/23)
7. 仙台・富沢にベークドチーズケーキ専門店-口コミで客層広げる(1/17)
8. 仙台・夢メッセで食の祭典「グルメコロシアム」―全国の有名店100店が集結(3/2)
9. 仙台・上杉にキッシュをメーンにしたカフェ-テークアウト販売も(1/20)
10. 仙台中心部の商店街が共同で情報サイト開設-掲示板で掲出も(3/25)
東日本大震災で大きな被害を受けて全面的に運休となった宮城県内の鉄道。懸命の復旧作業で順次運転再開エリアが広がっているが、現在も石巻線石巻~女川駅間、気仙沼線柳津~気仙沼駅間、仙石線高城町~石巻駅間などで運休。再開の見通しが立っていない区間もある。東北新幹線は4月29日に全線で運転を再開。JR東日本が被災地のボランティアなどに向けて販売した復興支援商品「やまびこ自由席片道きっぷ」の記事が2位に入った。
3位は1口1万円のオーナー制度で三陸のカキ養殖を支援するプロジェクト「セーブ サンリク オイスター」の記事。その後もさまざまなメディアを通して話題が広がり、6月30日現在で1万6000人から2万口を超える申し込みが寄せられている。
震災の影響で休業していた商業施設や文化・レジャー施設も次第に営業を再開。4位に入った旧仙台ホテル跡の複合商業施設「エデン」は震災の影響で4月27日の開業を延期していたが、7月22日のオープンが決定。同日には仙台駅東口側に「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」も開業予定となっている。
震災から3カ月が経ち被災地への関心低下が懸念される中、仙台経済新聞では今後も復興に向けた市民の取り組みや街の元気な姿を発信していきたい。