回転寿司のチェーン店「平禄寿司」を展開するジー・テイスト(仙台市若林区大和町5)は6月4日、同チェーンのバンコク支店を出店すると発表した。
同社では1967年、東日本に初めて回転寿司を導入し(当時の店名は元禄寿司)、現在全国に119の系列店を展開。バンコク店は、同社の親会社であるジー・コミュニケーション(愛知県名古屋市)と現地企業らが出資して設立する新会社「Global Factory(Thailand)Co.,Ltd」が運営。同社では新会社とのライセンス契約によりライセンス料を得るほか、「平禄寿司」海外進出の先鞭をつける狙いもある。
1970年代にニューヨークに出店して以来、およそ30年振りの海外出店となる同社。海外で日本食が健康食として定着しつつある現状と、「特に回転寿司は近年、各国への普及が目覚しく、市場規模の拡大が見込まれる」ことから出店に踏み切った。
同社では、「国内で回転寿司のパイオニアとして蓄積してきたノウハウを武器に、海外でも本格的な日本の回転寿司を味わっていただき、『平禄寿司』のブランドを拡大」したい考えで、今後は「ほかの国においても海外展開を積極的に進めていく」という。
バンコク店のオープン予定日は9月1日で、出店場所はバンコク市内の大型商業施設「セントラルワールドプラザ」7階の日本食レストラン街。店舗面積は約220平方メートルで、席数は約70席。月間売上目標は1億円としている。