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仙台で「ぺちゃくちゃないと」開催へ-被災地からメッセージを

イベントのフライヤー。デザイナーの庄司みゆきさんが被災した故郷・山元町の写真に復興への希望を描き添えた

イベントのフライヤー。デザイナーの庄司みゆきさんが被災した故郷・山元町の写真に復興への希望を描き添えた

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 仙台市内で4月16日、プレゼンイベント「ぺちゃくちゃないと(Pecha Kucha Night)せんだい」が開催される。

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 「Pecha Kucha Night」は2003年に建築家のアストリッド・クラインさんとマーク・ダイサムさんが東京で始めたイベント。建築家やデザイナー、写真家、農業生産者、学生など多彩なプレゼンターが20枚の画像を用意し、1枚20秒でプレゼンしていく。東京を中心に世界中へ広がり、ニューヨークやパリ、ロンドンなど現在まで370以上の都市で行なわれている。

 仙台では初開催に向けて鈴木弘人設計事務所(青葉区八幡1)に勤める押切一哲さんが昨年末から準備を進めていたが、東日本大震災の影響でいったん白紙に。その後、各国の同イベント運営者が日を合わせて「INSPIRE JAPAN」と称した世界イベントを行うことを知り、「仙台からも被災地の現状を伝えなければ」と開催を決断。しかし、予定していた会場は震災の影響で使えなくなったため、現在も場所を探している。

 準備期間が短いこともあり、今回は東京会場と中継をつないでプレゼンの様子を上映。仙台からはクリエーターや写真家、NPOなどから寄せられた被災地の写真とメッセージをまとめたスライドを用意する。仙台からのプレゼンは東京ほか世界60会場でも流れる。「被災地の現状とともに、復興に向けた前向きな気持ちを伝えられれば」(押切さん)。そのほか、有志の参加者数人によるプレゼンも予定する。

 「どうしても震災の話を避けては通れないが、本来のテンポよいプレゼンによるライブ感、交流イベントとしての楽しみを感じてもらいたい。今後も定期的に行っていくので、まずは観客としてお越しいただき、次はぜひプレゼンターとして思いを伝えてほしい」と呼び掛ける。

 16時開場、17時開演(予定)。参加費は1,000円(1ドリンク付き)。場所は決定次第ブログで告知する。

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