宮城県庁(仙台市青葉区本町3)で4月7日、宮城県観光PRキャラクターのむすび丸とサッカーJ1・ベガルタ仙台のマスコットキャラ・ベガッ太による協定書調印式が行われた。
むすび丸とベガッ太が連携・協力しながら活動していくことを取り決めた同協定。「ベガルタ仙台の試合会場で観光情報を提供すれば多くの方々に喜んでもらえ、宮城の観光PRにもなる」と考えたむすび丸と、「県内各地の観光イベントにどんどん参加してベガルタ仙台の試合をお知らせするとともに、イベントを盛り上げていきたい」と思っていたベガッ太の思惑が一致して実現した。
調印式に登場した2人は「むすび丸とベガッ太はお友達になって、お互いの仕事をお手伝いします」などと書かれた協定書に調印。固い握手と抱擁を交わし、互いのぬいぐるみを交換し合った。今月5日、「宮城県観光PR担当係長」に任命されたばかりのむすび丸は、「これから一緒に宮城を盛り上げていこうね」とベガッ太に呼びかけた。むすび丸の第一印象を聞かれたベガッ太が「おいしそう。ひとめぼれ」と言って、むすび丸の顔をしきりにつかもうとする場面も。
仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局の広報担当者は「大人数が集まるJ1の試合会場で多くの方々に観光PRを行うことができるほか、県内各地のイベントにベガッ太が出演してくれることで来場者の増加が見込める」と期待を寄せる。「むすび丸が試合会場でおもてなしすることで、会場の魅力や満足度の向上、さらに新規観客の開拓と観客のリピーター化につなげていければ」とも。