昨年11月にオープンしたカフェ「Sweet Spice Asano(スウィートスパイスアサノ)」(仙台市青葉区花京院2、TEL 022-263-1157)が、近隣住民らの憩いの場としてにぎわっている。
同店を切り盛りするのは、浅野学さん・みどりさん夫妻。2人は昨年1月、青葉区宮町の複合店内に焼き菓子店を出店。10カ月間営業を行いながら、「自分たちの店を持ちたい」という夢に向け準備を進めていた。昨年11月、念願かなって同店をオープン。学さんは「たくさんの人に支えられ、ようやく2人の思いが形になった」と喜ぶ。
店舗面積は約5坪で、席数は6席。大きなガラスが印象的な扉や古い駄菓子ケースを利用したショーケース、ミシン台をリメークしたテーブルや年代物のついたてなど、店内には浅野さん夫妻「お気に入り」の味のある什器が並ぶ。
テークアウト販売も行う焼き菓子は、常時15種類以上を用意。きび砂糖など国産の原料を使用し、「体の負担にならないように極力甘さを控えめにしている」。メニューはシフォンケーキ、ビスケット、クッキー(以上200円~)、マフィン(300円~)など。コーヒー豆(100グラム=480円)や、季節のフルーツを使用したジャム(530円)も販売する。
カフェメニューは、「信州おやきとほうじ茶」(300円)、「シフォンケーキセット」(600円)、「チーズケーキセット」(700円)のほか、マフィンかパンが選べる「スープセット」(650円)、日替わりの「ごはんセット」(750円)など。ドリンクはオリジナルブレンドのコーヒー(400円)、カフェオレ(450円)、紅茶(400円)、グラスワイン(500円)など。
女性を中心に幅広い層から人気の同店。日中は近隣住民の憩いの場としても利用され、夕方には会社帰りのOLらが足を運ぶ。「最近は、お財布を握り締めて買いに来てくれる3歳の常連さんもできた(笑)」と浅野さん。
近隣住民や近所の店主から野菜のおすそ分けや差し入れが届くこともあり、「皆さん親切な方ばかりで、この場所に店を出して良かったとつくづく思う」と浅野さん。「自由にのんびりと利用していただけるような、居心地の良い温かみのある空間を提供していきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。日曜定休。