東北6県の高速バスが乗り放題になる共通フリーパス「東北おトクパス」が11月1日、発売開始された。
東北運輸局は昨年、高速バスの利用促進と円滑化を図るための調査・検討を実施。乗り放題のサービスを求める利用者の声が多かったことから、東北バス協議会、東北観光推進機構、東北経済連合会と共同で共通フリーパスの実証実験を決めた。利用者を対象にアンケート調査を実施し、本格導入に向けて利用実態や満足度の調査など情報収集に務める。
パスを利用すると、JRバス東北、宮城交通、ミヤコーバス、東日本急行など18社による東北6県発着の高速バス路線と、都市間バスの一部路線を3日間乗り放題で利用できる。「東北6県の路線網が、仙台・盛岡を中心に枝分かれしたタコの足のように見える」ことから、タコをモチーフとしたマスコットキャラクターを起用。商品名も英語のオクトパスをもじった。
東北運輸局の担当者は「観光・旅行客などの利用が見込まれる。アイデア次第でさまざまな使い方があると思うので、機能を活用していろいろな楽しみ方をしていただければ」と話す。
価格は9,000円。利用可能期間は12月1日~12月20日、2010年1月11日~2月28日。主な販売窓口は、仙台駅東口JRバス案内所、宮交仙台高速バスセンター、仙台駅案内所、各旅行代理店など。コンビニやインターネットでも販売する。