
名取市のショッピングモール「イオンモール名取」(TEL 022-381-1515)の2・3階吹き抜けエリアに3月21日、無料屋内遊戯施設「なとりぱーく」がオープンした。
イオンモール名取が設置し、名取市が運営する民設公営型施設で、官民連携による子育て支援の取り組みとして整備された。イオンモール(千葉市)営業担当者の坪谷雅之さんは「近年猛暑や豪雨の影響で外遊びが難しい日が増えているが、近くに屋内遊戯場がなく、やむを得ず遠出をしているという声を多く頂いていた。そうした地域住民のニーズに応え、子育て世代に喜んでもらえる施設を実現したいとの思いと、名取市の皆さまと思いがつながり、当社としても初めての民設公営の無料施設をオープンする運びとなった」と話す。
施設面積は175.4平方メートル。吹き抜け構造を活用し、2階「もくいくの遊び場」には、宮城県産や名取市産の木材を活用した遊び場を設け、触れることで音や映像が変化する9平方メートルの大型床サイネージと6台の壁サイネージを導入。3階「空中ネットパーク」は、空中に張り巡らせたネットのアスレチック遊具。上下2層で構成され、最高部は12メートル。7メートルの高さから滑り降りるスライダーや、潜ることができるくぼみなども設ける。
山田司郎名取市長は「名取市の子育てに関するアンケートの中でも、無料の屋内遊戯施設に関する要望が非常に多く、今回実現できて良かった。名取市は子育て教育先進都市を目指しており、そのシンボルとなるような施設として、地域のお子さまと共に大切に育てていきたい。子どもたち一人一人がそれぞれの特性に合わせて、それぞれがチャレンジをしながら、わくわくしながら遊べるような施設になれば」と期待を寄せる。
営業時間は10時~18時。対象は小学生以下で、18歳以上の保護者同伴が必要(保護者1人につき子ども3人まで)。利用は1回30分まで、1回につき定員は子ども45人まで。「空中ネットパーク」は未就学児利用不可。ウェブサイトで事前予約が必要。