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岩沼・希望の丘醸造所がJRフルーツパークとのコラボ商品 ブドウ使った2種

「牛たん炭焼 利久」ではドリンクメニューで提供する「アラハマブルー」「アラハマブラン」

「牛たん炭焼 利久」ではドリンクメニューで提供する「アラハマブルー」「アラハマブラン」

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 岩沼市のクラフトビール醸造所「希望の丘醸造所」が12月6日、JRフルーツパーク仙台あらはま(仙台市若林区)のブドウを使って醸造したクラフトビール「アラハマブルー」「アラハマブラン」の販売を始めた。

ブルーベリーを使った「アラハマブルー」

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 牛たん専門店の運営や牛たん加工食品の製造販売を行う「利久」(岩沼市)が手がける同醸造所。「ナックル167A」「レバー レバー レバー」「クーレット」「ザ スペンサー」など、肉の部位にちなんだネーミングの定番商品以外に、期間限定商品を展開している。JRフルーツパーク仙台あらはまのフルーツを使ったクラフトビールは、同施設を運営する仙台ターミナルビル(仙台市青葉区)と利久が共同開発した商品で、2022年12月から販売している。

 3回目の販売となるアラハマブルーは、ノーザンハイブッシュ系のブルーベリーを使ったバレルエージドフルーツサワーエール。アルコール度数は5.5%、苦みを表すIBUは10。利久営業企画課の氏家一裕さんは「(煮沸釜の麦汁に乳酸菌を投入する)ケトルサワーの乳酸菌発酵による爽やかな酸味とベルギー酵母由来のスパイシーさがあるビールを、シェリー酒を醸造した木だるに入れて半年間熟成したことによって、複雑かつジューシーで奥行きのある味わいに仕上げた」と説明する。「食中酒、もしくは一人の時間を楽しむ際にゆっくりと飲んでほしい。アンチョビーやチーズ、塩辛など発酵食品と一緒に食べても楽しいと思う」とも。

 2回目の販売となるアラハマブランは、シャインマスカットを使ったIPA(インディア・ペールエール)。アルコール度数は4.5%、IBUは40。「希少ホップ『ネルソンソービン』をふんだんに使ったことで、苦みよりも白ワインのような爽やかな香りとすっきりした飲み口に仕上がった。乾杯に向いたビールで、クリームソースを使った料理を合わせるのがお勧め」と氏家さん。

 「宮城のおいしい食材をビールに変えることで、地元の食材の魅力、素晴らしさを発信していきたいという考えを形にできた。ブルーベリー、シャインマスカットのおいしさを知ってもらって、宮城や荒浜に足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せる。

 価格はいずれも350ミリリットル缶=770円。アラハマブルーは約1700缶限定、アラハマブランは約7500缶限定。東北エリアの「牛たん炭焼 利久」「焼肉ホルモンガッツ」ではドリンクメニューで提供し、JRフルーツパーク仙台あらはま直売所とJR仙台駅内の「ニューデイズ」5店舗では缶で販売する。

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