仙台市青葉区の「カフェ モンサンルー」(仙台市青葉区上杉2、TEL 022-264-3611)で10月19日から、写真展「日々色」が開催されている。
写真展「日々色」が開催されている「カフェ モンサンルー」店内
同店は、アマチュア写真家として活動しているオーナーの大内仁詩さんが、「若い世代や次世代のアーティストさんに気軽に使ってもらえるような場を提供したい」という思いから2001年にオープンしたギャラリー併設のカフェ。「お客さんにはゆっくりと作品を見てもらえるように、展示する人は自分の世界を作りやすいように」と、カフェスペースとギャラリースペースを分けた。
同展は、「コーヒーと写真が好き」という共通の趣味を持つ大内さんと同店元スタッフの水野健さん、大内さんの友人でウェブデザイナーの田中舘一久さんの3人が2004年から毎年開催している写真展。今回は水野さんが仕事の都合で不参加のため二人展となったが、「仲間と一緒に写真展を行うことで、それぞれの成長や変化が感じられて刺激になる」と田中舘さんは話す。
同展では固定のテーマを設けず、それぞれのコンセプトで作品を展示する。今回、大内さんは「自分の日々」をコンセプトに、店内や仙台市内の写真を展示。「いつも見慣れているものにもこんな側面があるということを、自身の色合いを出しながらを作品にした」と大内さん。一方、田中舘さんの作品コンセプトは「2点から見えてくる風景」。「一般的にきれいに見えるものでなくても、雰囲気のいい2つの景色を無作為にシャッフルすることで、幾通りもの新しい世界を表現した」(田中館さん)という。
営業時間は12時~19時、土曜定休。同展での展示は10月31日までで、11月1日には「アップルストア仙台一番町」(青葉区一番町3、TEL 022-722-3001)で写真と音楽のスライドショーを披露する。開催時間は15時~16時。