東北6県の「道の駅」で4月25日から、「東北『道の駅』スタンプラリー」が始まった。主催は東北「道の駅」連絡会(事務局=仙台市青葉区二日町)。
同ラリーは、道の駅の利用促進や各駅の知名度向上、駅同士の連携交流などを目的に1995年に初めて開催され、今年で14回目。昨年は約2万人が参加するなど好評で、地域活性にも貢献している。
対象となるのは東北の道の駅127駅で、宮城県内は「七ヶ宿」「津山」「三本木」「路田里はなやま」「大谷海岸」「おおさと」「米山」「あ・ら・伊達な道の駅」「林林館」「上品の郷」「みなみかた」の11カ所。
全駅完走者には完走証明書とステッカーが贈られ、岩手県・宮城県・福島県の57駅完走者には「朝日ライン」完走証明書、青森県・秋田県・山形県の70駅完走者には「夕日ライン」完走証明書を進呈。スタンプの数が10個以上の参加者には、抽選で1,410人に道の駅共通特産品引換券が贈られる。
同会担当者は「それぞれ個性豊かな127駅にぜひ一度足を運んでいただき、春・夏・秋と移り変わる東北の美しい景色と四季折々の特産品を味わってほしい。『道の駅』に集まる地元の人々との触れ合いや、特産物を通した交流も楽しんでいただければ」と話す。
昨年、「朝日ライン」を制覇した仙台市太白区の会社員・小山善久さんはスタンプラリーの楽しみについて、「ドライブにプラスアルファの目的が加わることでより運転も楽しくなり、いろいろな土地を巡ってみたくなる。次はどの駅を巡ろうかという計画を描いているときも楽しい気分」だという。
宮城県内の道の駅の特徴について小山さんは、「フードサービス面で充実した駅が多く、期間限定メニューなどを積極的に展開して何度訪れても飽きの来ないような工夫があると感じる」と分析。「湖畔に建つ『七ヶ宿』や海岸に面した『大谷海岸』は眺めも良く、何度でも立ち寄りたくなる」とお気に入りの場所を挙げた。
スタンプラリーは、12月5日まで実施する。
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