仙台の定禅寺通を中心とする市街地で12月6日、冬の風物詩「SENDAI光のページェント」が開幕する。
1986(昭和61)年に初めて開催され、今年で30回目の節目を迎える同イベント。毎年、市民をはじめ観光客などでにぎわいを見せ、昨年は期間中約255万人が来場した。
昨年は警備員の人件費高騰による予算削減やケヤキ並木の落葉を考慮し、2010年以来4年ぶりに12日からの点灯に戻したが、「仙台市地下鉄東西線の開業日と同日にスタートし、街全体を盛り上げたい」と今年は6日から開催。290万人の人出を見込む。
テーマは「未来へつなげる愛の光!」。同実行委員会担当者は「ページェントを通じて多くの方々に家族への愛、恋人や大切な人への愛、地域への愛、誰かを思いやる気持ちなど、さまざまな愛を感じていただければ」と期待を込める。
期間中、定禅寺通(東二番丁通~市民会館前)約700メートルのケヤキ160本に、電球色で温かみのある色合いのSENDAI光のページェント用LED「仙台カラー」を60万個設置。開催初日には、せんだいメディアテーク前の緑道で点灯式を行う。
屋外スケートリンク「Sendai Winter Park ~スターライトリンク~」(6日~27日)、市民ら数百人がサンタクロースやトナカイに扮(ふん)して定禅寺通をパレードする「サンタの森の物語」(23日)、仙台市地下鉄東西線の1編成4両の車内に過去のページェントの写真やポスターを掲示したメモリアル列車の特別走行(23日~29日)など、さまざまな関連イベントも予定する。
点灯時間は17時30分~23時(最終日は24時まで)。18時~20時の1時間置きに、1分間消灯した後に再点灯する「スターライト・ウインク」を実施する。今月31日まで。