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せんだいメディアテークで「爆音映画祭」 ドキュメンタリーも大音響で

「爆音映画祭 in 仙台」で上映される科学ドキュメンタリー「ダスト-塵-」

「爆音映画祭 in 仙台」で上映される科学ドキュメンタリー「ダスト-塵-」

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)7階スタジオシアターで6月6日・7日、「爆音映画祭 in 仙台 2015」が開催される。主催はboid、The Nitrate Films。

叫び声で人を殺す男が主人公の「シャウト」

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 音楽ライブ用の音響セッティングを使い、大音響で映画を上映する「爆音映画祭」。札幌、東京、大阪、広島など各地で開かれ、仙台では昨年に続き2回目。

映画は通常、一定の音量で上映するが「そもそも何の基準があるのか」と疑問を呈すThe Nitrate Filmsの小川直人さん。「映画によっては大音響の方が適しているのではないか」という仮説の下、実験的に新たな映画体験を提供する。

 上映作品は、6日=「シャウト」(16時~)、「ビョーク バイオフィリア・ライブ」(18時30分~)、7日=「ダスト-塵(ちり)-」(13時~)、「ストップ・メイキング・センス(15時30分~)、「リヴァイアサン」(18時~)。

 部屋のほこりからミサイルの爆発、9.11のビル崩壊から宇宙のゴミまで「塵」のみに焦点を当てた「ダスト-塵-」と、米国ニューベッドフォード港を出た大型漁船による底引き網漁の様子を小型カメラを使って撮影した「リヴァイアサン」は、仙台会場独自のプログラムとなる。アクション映画やライブ映画のように「爆音」と相性が良いと思われる作品ではなく、ドキュメンタリーをあえて選んだ。

 同シアターは全国的にもまれにみる音響環境の良さが特長といい、「大音響でも不快に感じることはなく小さい音まで含めて音の粒が全て聞こえる」と小川さん。4K映像や大画面化など視覚的な技術優先で家庭での視聴環境が整う一方で、「映像体験には音も重要だということを感じてもらえれば」とも。「ちなみに『シャウト』は叫び声で人を殺す男が主人公」とほほ笑む。

 関連企画として、今月5日にSENDAI KOFFEE CO.(春日町)で「lounge logue 11:『ラジウム・シティ』上映+トーク」(19時~)、同6日に桜井薬局セントラルホール(中央2)で「『Rocks Off』上映」(21時~)も行う。

 料金は関連企画も含め、前売り=1回券1,300円、3回券3,500円、当日=1,500円(1回券のみ)。

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