せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)6階・ギャラリー4200aで3月27日、写真展「KOBE*HEART 2015 ~生きてきた20年~」が始まった。
「神戸の街に活気を取り戻したい」と、2010年1月から神戸で開かれている同展。「かつて同じ思いを経験した神戸から東北へ、『写真のチカラ』で笑顔や希望を届けたい」と、2012年からは毎年仙台でも開催している。
今回は、宮城・兵庫・東京・大阪などを拠点に活動するプロフォトグラファー73人が参加。景色・建物・人物などのほか、1995年の神戸の姿、東北の今を切り取った作品を展示する。
今月29日までは、無料で来場者のポートレートを撮影する「ライブ写真館『東北の笑顔』」も実施。会場内でプリントし、1枚は被写体本人に進呈し、1枚は会場の壁に展示していく。そのほか、宮城県内の高校の写真部員による作品を展示する「東北 meets KOBE*HEART」のコーナーも。
開催初日から多くの来場が訪れ、「毎年来てくださっている方も多く、年々、東北の方とのつながりを感じでいる」と同展担当者。「ぜひ、写真を撮られに来てもらいたい。今回は阪神・淡路大震災から20年目。同じ思いをした神戸と東北がもっとつながって、絆を強めていければ」と期待を込める。
開催時間は10時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。4月1日まで。