仙台市と同市バレーボール協会が8月28日、テレビアニメ「ハイキュー!!」に登場するマスコットキャラクター「ヒナガラス」を仙台バレーボール親善大使に任命した。
同作は、2012年から週刊少年ジャンプで連載中の人気スポーツ漫画。今年4月にはMBS/TBS系全国28局ネットでテレビアニメ放送を開始し、今月18日~24日には仙台市内を会場にした感謝イベント「ハイキュー!!ウィーク in 仙台」を実施し、多くのファンが訪れた。
仙台バレーボール親善大使は、バレーボールの普及促進と同市のPRを目的に今回初めて設置したもの。作中の舞台が仙台・宮城であることから、同作の主人公・日向翔陽をヒナ鳥の姿としてデフォルメしたキャラクター「ヒナガラス」を大使に任命した。
同日、仙台市役所で行われた委嘱状交付式には、奥山恵美子仙台市長、同協会の岩佐正男会長、ヒナガラスらが出席。原作を読んだという奥山市長は、「もっとこのアニメを通して多くの人にバレーボールの楽しさや醍醐味(だいごみ)を知ってもらい、仙台ベルフィーユをはじめ、実際に活躍している多くのチームにも親近感を持ってほしい。そしてまた、舞台となっている仙台をもっと知ってもらえればと考え、ヒナガラスさんへご一緒に何かできないかとお願いした」と話し、「真っ黒なその大きな体で精いっぱいに愛らしく、全国に向けて発信していただければ」と期待を寄せた。
ヒナガラスは「ハイキュー!!のご当地・仙台とバレーボールを盛り上げるべく全力で頑張るピヨ」コメント。今後、市内各種のスポーツイベントの会場を訪問し、バレーボールの普及促進を図るとともに、全国の「ハイキュー!!」PRイベントなどで仙台市のPR活動を行うという。
任期は2016年8月27日までの2年間を予定する。