スポーツ用品販売のゼビオ(福島県郡山市)は10月4日、多目的アリーナ「ゼビオアリーナ仙台」(仙台市太白区あすと長町1、TEL 022-748-0877)をオープンする。
再開発地区「あすと長町」で計画が進められてきた「あすとスポーツタウン」の中核となる同施設。テニス・フットサル・バスケットボールの競技場に飲食店などのテナントを併設した「エスアールジータカミヤ スポーツパーク」、同社が今年4月にオープンした大型スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオあすと長町店」に隣接する。
延べ床面積は約1万平方メートルで、アリーナ部分の床面積は2170平方メートル。最高天井高は約20メートル。座席は、1階可動席・2階一般席・3階一般席・3階VIP席の4エリアに分かれ、総座席数は約4000席。最大収容人数は約6000人。bjリーグ・仙台89ERSのホームゲーム会場としても利用される。
「バスケットボールコート・コンサート・レセプション・試験会場など、さまざまな活用形態に合わせ、あらゆるニーズに対応する」というアリーナには、天づり4面のセンターマルチディスプレーやLED帯状映像装置(通称・リボンビジョン)を設置。「映像や音響で迫力と臨場感ある演出を提供し、『見る・楽しむスポーツ』を提案する」という。
「欧米では幼少期から迫力あるスポーツを間近に体験しているお子さまたちから多くのアスリートが生まれている。日本のスポーツ業界の活性化や仙台のスポーツの発展につなげたい」と同社の諸橋知良社長。「子どもたちにとっての憧れ・希望の場所となり、将来的にはアリーナスポーツの聖地と呼ばれるようになれば」と期待を寄せる。
4日は竣工式を行い、5日から一般公開。5日~8日はオープン記念イベントとして「スポーツ&ミュージックフェスティバル2012」を開催。バスケットボール・ビーチバレー・フットサルなどの試合や、アーティストライブ・トークショーなどを行う予定。