仙台市青葉区の商業ビル「クラックス」（仙台市青葉区一番町3）5階のレストラン「IGUNAL（イグナル）」（TEL 022-398-9686）がオープンして2カ月がたった。運営は、カスタムペイントやショップ運営を手掛けるカラーズ（泉区南中山2）。

場所によって雰囲気の異なる店内

　2004年から青葉区黒松でレストラン&カフェ「COMFY（コンフィー）」を営業していた同社。東日本大震災で入居していたビルが使えなくなり、利用客の声や利便性を踏まえ同所への新規出店を決めた。

　店舗面積は48坪で、席数はテーブル・カウンター合わせ60席。店内は、木目・青・白を基調にした温かみのある空間で、アンティークの壁紙や積み上げられた「仙臺箪笥」などの和だんす、食器棚が目を引く。「座る場所によってイスやテーブルの種類も違うので、料理だけでなく空間や雰囲気も楽しんでいただきたい」と店長の藤田友紀江さん。

　蔵王で朝摘みされた新鮮な野菜など、宮城の食材を使った和食を提供。ランチタイムのメニューは、蔵王高原野菜・焼き魚・豚カツなど13種類のおかずを載せた「農家さんプレート」（限定30食、1,280円）をはじめ、「旬のお造りご膳」（1,580円）、「旬の天ぷらご膳」（1,480円）、「旬の焼き肴ご膳」（1,480円）の4種類（ディナータイムと週末も200円増しで提供）。

　ディナータイムのメニューは、「塩竈・蜂屋の仙台みそギョーザ」（735円）、「香味野菜たっぷりのエビしんじょ揚げ」（819円）、「宮城県産森林鶏とじゃがいものミルフィーユ仕立て」（1,344円）、「旬魚のお造り五点盛り」（1,449円）、「仙台牛のステーキ曲りねぎソース」（2,079円）など約30種類。「その時期にしか食べられない旬のメニューを提供したい」と、2カ月ごとにメニュー替えを行う。ドリンクはビール、日本酒、焼酎、果実酒、ワインなど約30種類。

　ディナータイムの客単価は3,500円。昼は近隣で働くOLや主婦、夜は30～40代の会社員やOL、家族連れや系列店の利用客などでにぎわうという。「どんな場面でもご利用いただけるよう、お客さまの要望にはできる限りお応えしていきたい」と藤田さん。「いい意味で『何、このお店？』と思ってもらえるような、今までにない店を目指したい」と意気込む。

　営業時間は、ランチ＝11時～15時、ディナー＝17時～23時。