ニコン(東京都千代田区)とニコンイメージングジャパン(港区)は2月28日、仙台駅前の複合ビル「アエル」(仙台市青葉区中央1)29階に復興支援活動拠点「ニコンプラザ仙台」(TEL 022-715-1490)を開設した。
東日本大震災発生後、「写真の力で復興支援」をスローガンに支援活動を行ってきたニコン。同施設を「東北で活動するNPOやボランティア団体の活動・報告・展示場所」として提供し、同グループ社員による復興支援活動の拠点としても活用。併せて、「映像関連機器に関する総合的なサービスを提供していく」としている。
延べ床面積は約60坪。「フォトギャラリー」「フォトスクエア」「コミュニティースペース」「仙台サービスセンター」の4つの機能を備える。
フォトギャラリーは、東北各県の写真愛好家・団体・公的機関・学校が写真展を開催できる公募形式の写真ギャラリー。現在は、土門拳写真展「仏像」を開催中(今月27日まで)。フォトスクエアは個人やグループなど誰でも利用できる写真展示スペース。いずれも利用無料。
コミュニティースペースは、東北各県在住もしくは当該地区で活動する個人・団体が情報発信や触れ合いの場として利用できる多目的スペース。椅子・テーブル・モニター・ホワイトボードなどの設備も用意。ニコンが運営する写真教室「ニコンカレッジ」も不定期で開催する。利用無料。
現在は、被災地域の中学校にデジタルカメラを寄贈し、写真教室なども行いながら中学生がフォトブックを制作する「中学生フォトブックプロジェクト」の作品を展示している。スケジュールは、今月23日まで=岩手県釜石市立唐丹中学校、同27日~4月7日=岩手県立大船渡第一中学校。
仙台サービスセンターはニコン製品に関するサービスの総合窓口。製品の点検・清掃・即時修理のほか、メンテナンス方法など取り扱いに関する相談やアドバイスなどのサポート業務も行う。点検は全機種無料、一眼デジタルカメラのローパスフィルター清掃は1台1,000円(保証期間内は無料だが、カメラの状態によっては有料)で受け付ける。
営業時間は9時30分~18時。日曜・祝日定休。