「仙台ファーストタワー」(仙台市青葉区一番町3)アトリウムで3月17日・18日、「仙台白菜」とアートのイベント「仙台白菜ミュージアム」が開催される。
仙台の伝統野菜「仙台白菜」の歴史や文化の周知を目的とする同イベント。「知る」「おどろく」「つながる」をキーワードに、パネルやスライド、アート作品などを通して仙台白菜を紹介する。
主な内容は以下の通り。白菜が中国から宮城へ伝わった歴史を紙芝居にした「松島白菜物語」、仙台白菜が日本一の出荷量を誇っていた当時の新聞記事や写真の展示「仙台白菜物語」、仙台白菜100年を白菜型パネルで紹介する「みんなの白菜物語」、白菜餃子をめぐる家族の物語「仙台白菜餃子クロニクル」など。
会場に可動式アートスペース・段ボール茶室「せんだいアート庵」を設置し、掛け軸・生け花・石こう・紙粘土・木彫などで仙台白菜を表現したアート作品を展示する。仙台のアーティスト約20人によるライブドローイング「広がるアート白菜畑」も実施。「白菜畑のように会場をアーティストの仙台白菜作品で埋め尽くす予定。飛び入りドローイングもOKなので、ぜひご参加いただければ」(仙台市市民文化事業団担当者)。
「白菜の国内での発祥は仙台とも言われている。仙台白菜を知りながらアートを楽しむことのできるイベントなので、世代を問わず多くの方にお越しいただきたい」と同担当者。「食、アート、文化、アクションなど、仙台の地域資源の豊かさに気付いてもらえるきっかけになれば」とも。
開催時間は11時~17時。来場者には白菜の種を進呈するほか、イベントオリジナルスイーツ「仙台白菜シュークリーム」の無料提供も行う(各日100個限定)。