日本全国の地域をキャンパスに「新しい学び方」を提案するさとのば大学(運営:株式会社アスノオト 代表取締役:信岡良亮、所在地:東京都千代田区)は、2026年3月26日(木)~29日(日)の3泊4日、埼玉県秩父郡横瀬町にて「SATONOVA SPRING SCHOOL 2026 in 横瀬」を開催しました。全国各地から集まった高校生5名が、現地で活動するさとのば大学生や地域の方々との深い交流、AIを活用した自己探究プログラム等に取り組み、自己変容を体感する濃密な時間を過ごしました。
ご好評を受け、夏休み期間中には震災復興と地方創生の最前線である宮城県女川町・島根県海士町でSUMMER SCHOOLの開催を決定しました。知らない町に飛び込み、地域の人々や仲間との対話を通して、高校生が自分の「ほしい未来」を見つける4~5日間。参加者募集は2026年5月より開始予定です。


開催日時 :2026年3月26日(木)~29日(日) 3泊4日
開催地 :埼玉県秩父郡横瀬町
テーマ :「自分×地域×AIで本物のクリエイティブ体験」
参加者 :高校生 5名(沖縄県、岐阜県など全国各地より)
主要会場 :Area898、町民会館、Lab横瀬 ほか 町全体を使ったプログラム
主催・共催:さとのば大学、一般社団法人みんなでつくる日本一幸せな町横瀬(しあつく)
後援 :埼玉県横瀬町
旅行実施 :一般社団法人 横瀬町観光協会
さとのば大学の地域留学体験プログラムは昨夏よりリニューアル。
「自己理解 → やりたいことを見つける → 地域で挑戦してみる」という構成を軸に、地域での体験と、AIを活用したマイプロジェクトシートの整理、ジャーナリング・ストーリーテリング・OST(オープン・スペース・テクノロジー)などの対話プログラムを組み合わせています。

今回の最大の特徴は、3日目を意図的に自由選択の日とし、参加者は自ら町の中での過ごし方を自分なりにデザインしてを過ごしたこと。町全体を学びの場とするさとのば大学ならではの試みです。日常の学校生活や「やらねばならないこと」に追われ、余白の時間が十分に取りにくい現代の高校生にとって、このような時間はとても貴重な体験となりました。当日の朝、
「なぜやってみたいのか」「そこから何を見つけたいのか」という自らの心の源泉を言語化した後、参加者はそれぞれのフィールドへと踏み出しました。
- 「地域の歴史に触れたからこそ、もっと近くで体感したい」と、地域コーディネーターによるガイドのもと、
武甲山へ登山した人
- 「前日に知ったことを自分の目で確かめたい」と、自転車で横瀬の
町を自由に探索した人
- 「文化や祭をもっと知りたい」と、郷土資料室の訪問や地元の
民舞練習へ飛び入り参加した人
学校や家庭という日常の枠組みから離れ、自ら選択し、行動した参加者からは、
「好きなことをするってこういうことか、やっとわかった」という声が生まれました。誰かに用意されたプログラムではなく、地域という「越境環境」で起きた偶然の出会いや出来事。それらを自らの手で学びに変えていくプロセスは、まさにさとのば大学が大切にする学びのあり方を体現する時間となりました。


1日目には富田能成町長みずからが会場に駆けつけ「横瀬はチャレンジを応援する町。AIがすぐに答えを出してくれる時代だからこそ、自分だけが知っている体験した感覚がきっと大事なんです」と高校生に語りかけました。地元では得られない
行政トップとの「距離感の近さ」に、参加した高校生たちは驚きとともに、自分たちが
この町に受け入れられている実感を肌で感じました。同日夜には、今年度横瀬町で1年間を過ごしたさとのば大学の在学生による地域活動最終発表会が開催され、高校生たちも参加。町長・地域住民・移住者が一堂に会するその場が、「地域を旅する大学」のリアルな姿を伝えました。

少人数制で一人ひとりの内面に伴走した結果、4日間という短期間ながら、参加した高校生たちに意識の変化が見られました。事後アンケートでは、回答者全員が満足度4以上(5段階評価)と回答。「自分に自信がついた」という自己肯定感の向上だけでなく、世界の見え方そのものがアップデートされた、彼らの生の声を紹介します。
- 「人と深く
対話する楽しさに気づいた」
- 「地元以外の場所を体験したことで、参加後に
地元の良さに目が行くようになった」
- 「
自分が大切にしたいことに気づいた」
- 「学校外の
生き方に関心が広がった」
さとのばSUMMER SCHOOL2026は、夏休み期間中にさとのば大学連携地域でもある以下2地域での開催予定です。参加者募集は2026年5月~特設ウェブサイトにて開始予定。
【宮城県女川町】自分×地域×仲間がつながる--奇跡の復幸の町へ
■宮城県女川町--「あたらしいスタートが世界一生まれる町」
宮城県の東、牡鹿半島基部に位置する女川町は、世界三大漁場のひとつである三陸に面する水産業の町です。東日本大震災によってまちの約8割が壊滅した後、コンパクトシティとして再設計され、「START!ONAGAWA」のスローガンのもとあらゆるスタートを応援するまちとして再建を続けています。漁業・水産加工業の再生に加え、若い世代の起業が次々と生まれており、「復興」を超えた新しい地域の形を模索し続けています。
■開催概要
開催地:宮城県牡鹿郡女川町
日程 :2026年7月27日(月)~31日(金)4泊5日
対象 :高校生(大学生も可)
定員 :15名
主催 :さとのば大学
共催 :非営利活動法人アスヘノキボウ
(旅行実施 女川観光協会(予定))
■昨年度女川町開催のレポート記事(note)は
こちら
【島根県海士町】フェリーで3時間--「ないものはない」を味わう4日間
■島根県海士町--「ないものはない」離島からの挑戦
隠岐諸島に浮かぶ海士町は、地方創生の先進モデルとして全国から視察が絶えない場所です。「ないものはない」--足りないものに目を向けるのではなく、ここにあるものを活かす姿勢を示すこの言葉が、島の文化を象徴しています。地域全体が国立公園・日本ジオパークに認定された自然豊かな環境のなか、高校魅力化プロジェクトや一次産業の再生が全国区の注目を集め、ここ15年で900人近い移住者を迎え入れてきました。本土からフェリーで約3時間--その「遠さ」が、日常を切り離す旅の入口になります。
■開催概要
開催地:島根県隠岐郡海士町
日程 :2026年8月17日(月)~20日(木)3泊4日
対象 :高校生(大学生も可)
定員 :20名
主催 :さとのば大学
詳細は特設サイトへ
さとのば大学運営事務局:satonovainfo@satonova.org
■地域を旅する大学「さとのば大学」について<
https://satonova.org/>
日本全国の地域に暮らし、現地の人々と共に「プロジェクト学習」に挑む、新しいスタイルの市民大学です。地域共創のトップランナーとのオンライン学習を掛け合わせ、「自分らしく社会と関わり、仲間と共にほしい未来を創る」未来共創人材を育成。2021年からは通信制大学との連携で学士取得も目指せる4年制コースも開始。現在、4年制のほか、1年間のギャップイヤーコース、オンラインのみのマイフィールドコースを展開。
◎関連書籍
これからの時代を共に創っていくための学びのあり方を考える書籍を刊行。(2024/04)
「学び3.0―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦―」
https://satonova.org/archives/news/240326
■株式会社アスノオトについて<
https://asunooto.co.jp/>
島根県海士町での活動で知られる株式会社風と土と(旧:株式会社巡の環)の共同創業者である信岡良亮が、地域と都市の新しい関係作りのために 2015 年に創業。 都市と地方、経営者と従業員、生産者と消費者といった対立関係を協働関係に変える相互理解支援を、企業研修を通じて行ってきました。現在は地域を巡り仲間と共に学び合う「さとのば大学」を主催、運営しています。