東北電力株式会社(本店:宮城県仙台市、代表取締役社長 社長執行役員:石山 一弘、以下「東北電力」)と京都大学発のスタートアップ企業である株式会社TerraInsight(本社:京都府京都市、代表:今井 義仁、以下「TerraInsight」)は、東北6県・新潟県における地域防災力・企業BCP(事業継続計画)の強化および再生可能エネルギーの有効活用などについて連携して取り組むことといたしました。
近年、豪雨災害の頻発や渇水リスクの高まり、季節ごとの水需要の変動など、水資源を取り巻く環境は大きく変化しており、地域の安全性や産業活動に直結する重要な課題となっています。
こうした課題に対応するため、TerraInsightが有する世界250年分の水関連ビッグデータ※1を活用した高度な水資源解析技術である「統合水資源管理サービス※2」と東北電力が有する地域課題に関する知見や事業アセットなどを融合し、東北6県・新潟県における地域防災力・企業BCPの強化および再生可能エネルギーの有効活用に資する水資源ソリューションの開発に取り組んでまいります。
両社では、これらの取り組みを通じて、地域の皆さまが安心・安全・快適な暮らしを実感できるスマート社会の実現を目指してまいります。
※1世界250年分の大気・陸面における水循環を科学的に解析したオリジナルデータベース。
※2科学的分析に基づくカスタマイズ型の水資源マネジメントを企業・自治体向けに提供するサービスであり、長期シナリオ分析や地域別の気候変動適応策を一体的に支援できる点が特長で、国内外の政策・研究にも活用されている。
今後の具体的な取り組み内容は以下のとおりです。
1.地域防災力・企業BCPの強化に資するソリューションの開発
・「統合水資源管理サービス」などを活用し、洪水・内水ハザードマップの作成やリスク評価を行い、地域のスマート防災体制の構築や企業BCPの策定を支援する水資源ソリューションを開発
2.再生可能エネルギー(水力)の有効活用に資するソリューションの開発
・「統合水資源管理サービス」などを活用し、気候変動を考慮したダムの運用や維持管理などを行い、再生可能エネルギー(水力)の効率的な活用に資する水資源ソリューションを開発
以 上