JR仙台駅2階・中央改札前コンコースで8月10日、キャラバンイベント「来てくんちぇ!いわき・福島」が行われ、「スパリゾートハワイアンズ」(福島県いわき市)のフラガールたちが華麗なハワイアンダンスを披露した。
同イベントは、東日本大震災で被害を受けた福島・いわきエリアの観光復興PRを目的に行われている全国キャラバン。今月1日の上野駅を皮切りに、盛岡・仙台・長野・高崎・横浜・水戸などJR東日本10駅を1カ月かけて巡回している。
会場内では菓子・海藻・珍味・つくだ煮・漬物などいわきの名産品や、アロハシャツなどの物産を販売。パンフレットを配って観光をPRした。特設ステージでは、同施設の現役専属ダンサー8人が駅利用者や観光客など約200人の前に登場。ハワイアンの名曲や映画「フラガール」使用曲に乗せて踊りを披露すると、仙台駅は南国ムードに包まれた。
フラガールメンバーのロゼラニ幸恵さんは「地元・いわき市のために私たちができることは元気に踊ること。46年前に私たちの先輩たちが立ち上がったように、今度は私たちが日本中に笑顔と元気をお届けしたい。そして人と人の絆を深めていければ」と意気込んだ。
「スパリゾートハワイアンズ」は東日本大震災と4月11日に発生したいわき市直下型地震の影響で臨時休館中。10月の営業再開を目指している。いわき市の観光PRを行う「サンシャインガイドいわき」の赤津美江さんは「営業再開の際には、ぜひいわき市に遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。