仙台の遊園地「八木山ベニーランド」(仙台市太白区長町越路、TEL 022-229-1603)が4月16日、営業を再開した。
同園は3月5日に今シーズンの営業を開始したが、東日本大震災による被害を受けて臨時休園。崩れた斜面の補修やアトラクションの点検・修理が一通り完了したことから、プレオープンとして約1カ月ぶりに開園した。
園内には約800本の桜の木があり、花見を楽しみにする客も多い。そこで25日の本オープンまでは復興キャンペーン「さくらウォーク」として園内を無料開放する(アトラクション利用料は別途)。同園を運営するエイトリーの八木充幸社長は「桜の開花に間に合って良かった。子どもたちにはアトラクションを楽しんでもらい、大人の方には園内の桜をご覧いただいて心を和ませてもらえれば」と来園を呼び掛ける。
17日の日曜は終日晴天に恵まれ、家族連れなど約2,500人が来園。園内に子どもたちの歓声が響き渡った。「再開の準備をしている間もなかなか気持ちが上がらなかったが、お客さまをお迎えして楽しそうな声を聞き、明るい笑顔を見ると元気になる。再開できて本当によかった」と八木社長。「皆さんが当たり前の日常に戻れるよう、少しでもお役に立てれば」と話す。
営業時間は9時~17時。25日からは通常営業だが、アトラクション「スカイジェット」「荒野の野砲」は今シーズン運休。復興支援を兼ねて入園料は半額に引き下げる。入園料=大人500円・小人・シニア=250円、フリーパス券(入園料込み)=大人3,200円・小人2,950円。