仙台空港鉄道(名取市、TEL 022-383-0150)が発売したDVD「車窓 仙台空港アクセス線」が現在、鉄道ファンの間で人気を集めている。
2007年3月に開通した仙台空港アクセス線。快速17分・各駅停車24分で仙台駅と仙台空港を結び、1日上下計80本(40往復)を運行。1日平均6,400人・年間約230万人が利用する。
同社では昨年10月、同線の車窓映像を収録した音声なしのβ版(500円)を発売。購入者から好評を集め、「音声入りも作ってほしいという要望を多数いただいたため、今回の製作・販売に踏み切った」(同社広報担当者)。
DVDは本編と特典映像の2部構成。本編は、同線のJR仙台駅~仙台空港駅間(上下線)の車窓映像を「運転手目線」でノーカット収録したもの。「運転士の喚呼や走行音もしっかり入った臨場感のある前面展望映像になっているので、映像を見ながら運転士気分が味わえる」。
特典映像の内容は、今年10月に乗務を開始した同社初の女性運転士が見習い時の映像「車窓映像~運転士見習い編」、鉄道の車輪部分やブレーキ音を捉えた「ローアングル映像」、トンネルを出入りする列車をさまざまな角度から収めた「トンネル付近映像」、仙台駅ホームでの車両連結作業を撮影した「車両連結映像」のほか、「仙台空港駅到着映像」「始発列車運行準備映像」「お楽しみシークレット映像」も。
初版枚数は500枚で、発売開始から1カ月で約350枚を売り上げた。主な購入層は県内外の30~60代の男性で、子や孫への土産に購入する女性客も多いという。同担当者は「鉄道ファンの方はもちろん、普段当社線をご利用いただいているお客さまやお子さまなど多くの方々にご覧いただき、興味や親しみを持っていただければ」と同担当者。
収録時間92分。価格は1,000円。仙台空港鉄道各駅(仙台空港駅・美田園駅・杜せきのした駅)窓口で販売するほか、郵送にも対応する。問い合わせは同社まで。