奧州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」が監修を手がけた「伊達武将隊弁当」が9月4日、発売される。
伊達政宗、伊達成実、片倉小十郎、支倉常長、漆黒の伊達政宗など8人で構成される「伊達武将隊」は、仙台の観光PRを目的に今年発足。8月1日の出陣式以降、仙台城跡を拠点に県内外でPR活動を行い、早くも人気を集めている。
弁当は、「観光PRの起点として、伊達武将隊から仙台の食文化を全国に広めたい」(伊達武将隊広報担当者)と、仙台の老舗弁当メーカー「こばやし」(仙台市宮城野区小田原3)の協力を得て開発した。
内容は、「仙台名産 笹かまぼこ」「若鶏の鍬焼(くわやき)」「蔵王卵の厚焼き卵」「気仙沼産 鮫の香味揚げ」「宮城県産 銀ジャケの酒粕漬け」「秋刀魚の竜田揚げ」「白石温麺ののり巻き」「サケはらこめし」など13品。仙台、白石、亘理、石巻など各武将ゆかりの地の郷土料理や特産物を取り入れた。
伊達武将隊の伊達政宗さんは「この政宗が自信を持っておすすめいたす『伊達武将隊弁当』は、料理と素材の一つひとつが主役。仙台にはまだまだこの弁当に入り切らぬ伊達な食材があふれておるので、詳しくお知りになりたい者はぜひ仙台城へ参られよ。我らが丁寧にお教えしてしんぜよう」と話す。「仙台は東北の玄関口ゆえ、ここでの味の体験は東北の食を知っていただくきっかけにもなろう。皆の者、ぜひご賞味召されよ」とも。
価格は1,000円で、販売個数は1日150個。仙台駅構内の駅弁売り場と「こばやし」本社で販売する。販売初日の4日には、仙台駅2階コンコースで武将隊による「発売開始の儀」を行う。