森トラスト(本社=東京都港区)は8月1日、仙台市青葉区の東北学院中・高跡地で開発を進めてきた複合商業施設「仙台トラストシティ」(仙台市青葉区一番町1)をグランドオープンした。
同施設は、オフィス・ホテル・商業施設が入る「仙台トラストタワー」と、29階建てのタワーマンション「ザ・レジデンス一番町」で構成される。「仙台トラストタワー」は地上37階・地下2階建てで、高さは東北一となる約180メートル。フロア構成は、1~5階=飲食・医療・会議室など22店舗から成る「トラストシティプラザ」、6階~24階=オフィス棟、1階~3階・25階~37階=外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」。
同社広報部の戸賀崎博和さんは「仙台が持つ国際都市としての潜在能力を、施設や都市機能・サービスの面からバックアップするプロジェクトと位置付けている。当プロジェクトでハード面での都市機能が整備されることで、仙台・経済界の更なる発展に貢献できれば」と話す。
オープン当日は約700人の市民が見守る中でセレモニーが行われた。伊達美和子森トラスト専務、ウェスティンホテル仙台のウィリアム・J・ピトン総支配人、奥山恵美子仙台市長ら35人が長さ約60メートルにわたるテープをカット。仙台の新たなランドマークの誕生を祝った。
「トラストシティプラザ」内のサンドイッチチェーン「サブウェイ」では、開店直後に約80人の行列ができるなど好調な滑り出しをみせた。オープンに駆け付けた日本サブウェイ(東京都港区)の伊藤彰社長は「わたしが社長になって12年たつが、オープン初日の開店10分でこんなにたくさんのお客さまに並んでいただいていたのは初めて。仙台のパワーを感じ、東北初出店の場所として仙台を選んで本当に良かった」と話した。