仙台市のキリンビール仙台工場(仙台市宮城野区港2、TEL 022-259-2321)で4月13日から、「さくらまつり」が開催されている。
同工場は東北唯一となるキリンビールの工場で、東北で販売されている同社のビール・発泡酒の多くを製造。工場見学には年間約5万人が訪れる。
「さくらまつり」は、同工場が「緑化推進と地域との交流拡大」を目的に1998年から実施している恒例行事。工場構内にある200メートルの桜並木を一般に公開し、夜間はライトアップも行う。毎年、桜の季節になると問い合わせの電話が入るなど市民の認知度も高く、昨年は会期中に約3千人の来場者があった。
期間中、桜をスケッチする写生会を開催し5月中旬まで工場内の見学通路に作品を展示するほか、工場併設のレストラン「キリンビアポート仙台」では、限定メニュー「夜桜プラン」(2,625円=要予約)や限定スイーツ(500円)などを提供する。
同社の広報担当者は「レストランで桜を眺めながらの食事や工場見学など、ほかの桜の名所にはない楽しみがある。工場で作ったおいしいビールと構内に咲く美しい桜を堪能してほしい」と話している。
開催時間は9時~22時。入場無料。同22日まで。