仙台で今年11月に公演を予定している舞台「天国と地獄」の出演者オーディションが4月15日、エル・パーク仙台(仙台市青葉区一番町4)で行われる。
舞台は仙台でショートムービーやPVなど映像制作を行う「仙台ローズ」代表の渡邉八房さんが企画。「自主制作やインディーズ作品は予算の都合もあって自己満足に陥りがちな面がある。そこから脱却するためにも、プロの仕組みでしっかりとした映画を1本撮ろう」(渡邉さん)と考え、脚本に着手。ところが、「書き進めるうちにスケールが大きくなりすぎた」ため、表現方法を舞台へと切り替えた。
作品の内容は、ロックを諸悪の根源と考えて弾圧を行う町の有力者と、それに反発する主人公との抗争を描いたロックオペラ。「万人ウケする作品は狙っておらず、好き嫌いが激しい作品になるかもしれない。それでも観た人の心に強烈な印象を残す『とがった』ものになる」(渡邉さん)という。
「市民による市民のためのロックオペラ」を標榜し、仙台市民を中心に県内外からスタッフ、キャストを募集。渡邉さんは「『舞台』と聞くとなにやら大変なことだと思われるかもしれないが、多くのスタッフが一からのスタート。気軽に参加していただいて、一緒に舞台を作り上げていければ」と話している。
オーディションは10時から。参加希望者は事前に申し込みが必要。