フルキャストスタジアム宮城(仙台市宮城野区宮城野2)で4月3日~5日の3日間、楽天イーグルス対日本ハムファイターズの3連戦が「寒さ対策のため」デーゲームで開催された。パ・リーグの平日デーゲーム開催は9年ぶり。
3連戦の最終戦にあたる5日、話題のルーキー・田中将大投手がホーム初先発ということで、スタジアム前には当日券を買い求める長蛇の列ができた。仙台駅と球場をつなぐシャトルバスも軒並み満員に。球場前では、「今から列に並んでも購入できない可能性があります」というアナウンスが繰り返し流されていた。
5日の試合は田中選手が6回5安打1失点で降板。チームも1-3で破れたが、昨年同時期開催のナイター戦を超える18,021人の観客を動員。3連戦合計でも4万人を超える来場者があり、今回のデーゲーム開催は成功を収めた形だ。同球団広報は「チームが良い状況にあること、春休みの子どもたちとその家族の方々にたくさんお越しいただいたことが要因ではないか」としている。
特に5日の動員数に関しては、「想像以上に田中投手への期待が大きかったということを肌で感じた」(広報)という。田中選手も試合終了後の記者会見で来場者の数に触れ、「平日にもかかわらず18,000人ものお客さんが来てくださって本当にうれしい。たくさんの人たちに応援してもらえて励みになる」と話していた。