仙台市青葉区の一番町四丁目商店街で10月17日・18日、「伊達な街 四丁目アカペラストリート」が開催された。
イベントは同商店街による「秋の感謝祭」関連イベントとして行われた。実行委員長の工藤浩由さんは「ただ歌うだけではなく、参加者一人ひとりがイベントの担い手となるフェスティバルをつくりたいと考えた」と話し、在仙アカペラグループと協力しながらイベントの初開催にこぎ着けた。
参加したのは、宮城を中心とする東北のアカペラグループ39組209人。テレビ番組「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ2009夏」で決勝進出を果たした大阪のグループ「AS★KNOW」らも出演した。
開催当日は、三越本館前とホテルユニバース前に特設ステージを設置。各グループ約30分間、歌謡曲や洋楽、アニソンなど5~6曲を披露。通りがかったカップルや家族連れなどの買い物客らが足を止め、商店街に響く歌声に耳を傾けていた。中には1ステージで約300人の観客を集めたグループも。
18日の夕方には「Climax Stage」と称し、実行委員が「もう一度聴きたい」とピックアップした6組によるアンコールステージを開催。最後に、参加者と来場者全員で「We are the world」「糸」の2曲を合唱し、幕を閉じた。
工藤さんは「2日間ともたくさんの方が足を止めて参加してくださり、予想以上の手応えを感じた。ぜひ来年・再来年と開催し、仙台の恒例イベントとして定着させていきたい」と意気込んだ。