「イチゴ」対「リンゴ」の展覧会-仙台と長野のクリエーターが作品で対決

イチゴとリンゴをモチーフにした作品が並ぶ「アイロンビーズギャラクシー」。仙台と長野のクリエーターがほのぼのとした勝負を繰り広げている

イチゴとリンゴをモチーフにした作品が並ぶ「アイロンビーズギャラクシー」。仙台と長野のクリエーターがほのぼのとした勝負を繰り広げている

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 仙台市青葉区のアトリエ「Iron Beads Galaxy(アイロンビーズギャラクシー)」(仙台市青葉区一番町1)で5月17日から、展覧会「フルーツ展2009 いちご×りんご」が開かれている。

リンゴをモチーフにしたナナットの作品

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 同展を企画したのは、長野県を拠点に活動する5人のクリエーターによるユニット「nana*t(ナナット)」。「ふつうの生活」をテーマに、「ものづくりの楽しさ、使う楽しさ、表現する楽しさ」を伝える展示会などを開いている。

 「他県の作家さんを知りたい」(ナナットの相澤徳行さん)との思いから企画された同展。内容は、全国各地のクリエーターとともに「その土地ならではのフルーツ一つ」をテーマにした作品を制作・展示・販売し、来場者の投票によって勝敗を決めるもの。昨年の「長野のリンゴと兵庫のイチゴ対決」に始まり、スイカ(熊本)、マロン(岐阜)、ブドウ(愛知)、洋ナシ(新潟)と5試合を行ったが、「アウェー戦ということもあり惜しくも全敗中」(同)だという。

 仙台では地元のクリエーター7人が、宮城のご当地フルーツ・イチゴをテーマにした作品で迎え撃つ。展示・販売される作品のラインアップは手ぬぐい、ポストカード、エコバッグ、キャンドル、粘土細工、毛糸のぬいぐるみなど。同ユニットから「果たし状」を送りつけられたという仙台チーム代表のアイロンビーズ作家・小野寺唯美さんは「『受けて立つぞ、この勝負』という気持ち。グウの音もでないくらい、たたきのめす(笑)」と自信をみせる。

 ナナットの相澤さんは「文化などホームグラウンドが違うと、自分たちが持っていないものを必ず持っている。地元にとどまってやっていると気付かない視野に出会え、刺激を受けて頑張ろうという気持ちになる」と話す。仙台での「決戦」については、「仙台の作家さんの作品は今までと違う感じで、色合いがカラフルなかわいいものが多い」と評しながらも、「東北を制して帰りたい。いい対決になれば」と意気込む。

 開催時間は11時~18時。入場無料。今月24日まで。

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