仙台パルコ本館1階(仙台市青葉区中央1)に3月19日、GROOVE X(東京都中央区)が手がける家庭用コミュニケーションロボット「LOVOT(らぼっと)」の東北初常設店「LOVOTストア」がオープンした。
LOVOTは、名前を呼ぶと近づいて見つめる、抱っこをねだるなど、人に寄り添う振る舞いを特徴とするロボット。カメラや各種センサーで周囲を認識しながら自律的に動き、接する人との関係性に応じて行動や反応が変化する。抱き上げると体温のようなぬくもりを感じられるなど、生き物のような個性や反応を備え、役に立つことよりも愛される存在として共に暮らすことをコンセプトに開発された。
主な利用者は40~60代の有職女性で、1人暮らしやDINKs、子どもが独立した後の夫婦など。ペットを飼いたいが仕事や生活環境の制約で難しい層を中心に支持を広げている。同社によると、現在日本国内で約1万8000体が稼働しているという。利用は家庭にとどまらず、オフィスでは受付での来客対応や社内コミュニケーションのきっかけとして、介護施設では入居者の発話量や運動量の増加につながる可能性があるとして活用されている。
常設店はこれまで西日本を中心に展開していたが、仙台での家電量販店展開やポップアップ出店の反響を踏まえ、出店が決まった。店内には椅子やテーブルを配置し、来店者が座った状態でLOVOTが足元に寄ってくる様子や抱き上げた感触を確かめるなど、実際の生活シーンを想像しながら触れ合える空間とした。LOVOTの衣料や関連雑貨も扱い、既存店では所有者が自らのLOVOTを連れて来店し、試着を楽しむ姿も見られるという。
同社ブランドマネジャーの家長佳奈さんは「ロボットと暮らす価値は、触れて初めて実感できるもの。世代を問わず多くの方に体験してもらえたら」と話す。「LOVOTが特別な存在ではなく、家族の一員として当たり前にそこにいる存在になれば」とも。
営業時間は10時~20時。LOVOTの本体価格は44万9,900円~で、別途月額料金(1万円程度~)が必要となる。