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東北大がデジタルアート教室「とわらぼ」開校 楽しみながら脳の健康維持を

デジタルアート教室「とわらぼ」。東北大加齢研スマートエイジング国際共同研究センター棟6階で週3日開校する

デジタルアート教室「とわらぼ」。東北大加齢研スマートエイジング国際共同研究センター棟6階で週3日開校する

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 デジタルアート教室「とわらぼ」が東北大加齢研スマートエイジング国際共同研究センター棟(仙台市青葉区星陵町)に開校して1カ月がたった。運営は、東北大スマート・エイジング学際重点研究センター(SARC)とペンタブレット大手「ワコム」のジョイントベンチャー「TOWALab」(東京都新宿区)。

ワコムと東北大SARCのジョイントベンチャー「TOWALab」が運営

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 SARCは2017(平成29)年に設立し、超高齢化社会における認知症予防および生涯健康脳の実現を目指し、基礎研究から社会実装までを行う。同教室はその一環として、タブレットとデジタルペンを使って絵を描く創作活動を通じ、脳と心の健康づくりにつなげることを目的に立ち上げた。

 2023年4月から3年間にわたりワコムと共同研究を行い、週1回、2時間のアート活動を6カ月間続けたグループで、認知機能や主観的幸福感などの心理指標に改善が見られたという。SARCセンター長の瀧靖之さんは「背後には学術的なエビデンスがあるが、私たちが大事にしているのは『楽しんで健康になる』ということ。エンターテインメントとして楽しみながら、脳の健康維持につなげたい」と話す。

 デジタル形式を採用する理由については、ペンの動きを座標や時間軸として記録できる点を挙げる。「描いている時のデータを解析することで、将来的には脳の状態やストレスの傾向を把握できる可能性がある」という。

 教室はスキルの上達を目的としない。瀧さんは「絵を上手に描くことが目標ではなく、デジタルアートを介して人が集まり、温かいコミュニティーが生まれることが重要。絵という土台を通じて、脳を健康にする場にしていきたい」と意気込む。

 水曜~金曜に開校。午前(10時~11時30分、午後(13時30分~15時)の2部制。月謝は8,000円だが、当面は3,000円とする。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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