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仙台の清月記が「バーチャル霊園」 スマホで故人しのぶ新たな供養の形提案

「バーチャル霊園」画面

「バーチャル霊園」画面

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 仙台を中心に葬祭事業を展開する清月記(仙台市宮城野区)が12月下旬、スマートフォン向けアプリ「バーチャル霊園」をリリースし、1月26日に仙台市内で説明会を開いた。

アプリ開発の背景や思いを語った菅原さん

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 スマートフォン上に故人やペットの「心のお墓」を設け、家族や友人がいつでも「お参り」できる同アプリ。開発の背景について社長の菅原裕典さんは「お墓が遠方にあったり、多忙だったり、身体的な問題だったりで、命日やお彼岸、お盆にもなかなかお墓参りに行けない方も多い。今はスマートフォンが生活に溶け込んでいるので、その中で大切な人と心の会話をしたり、思い出の写真を見返したり、思い出話を共有したりする新しい供養の形があってもいいと思った」と振り返る。

 利用方法はアプリをインストールして会員登録した後、「OHAKA」の名称とモニュメントのデザインを選択すると、画面上に「OHAKA」が設置される。故人の名前や遺影、思い出の写真を登録でき、画面をタップすることで映像と音楽による祈りの演出が行われる。背景は季節に応じて変化し、思い出の景色などの写真に変えることもできる。招待機能で家族や友人に共有することで、招待された人がメッセージや写真を投稿したり、アルバムの写真を閲覧したりできる。

 同社によると、1月末までに約700人の登録があるという。開発を担当した伊藤忠インタラクティブのプロデューサー、渋谷浩史さんは「どの年代の方も簡単に、分かりやすく使える操作性を意識した」とし、今後も利用者の声を反映しながら機能改善を進めていくという。

 菅原さんは「参列でのあいさつよりももっと深いあいさつや、故人とはこういうつながりでしたという紹介など、家族が知らなかった思い出が寄せられることで、残された人が癒やされる場にもなる」と話し、「大切な人を思い出すことが何よりの供養。いつでもどこでも、自分のタイミングで利用して手を合わせてもらえたら」と利用を呼びかける。

 利用無料。iOS版、Android版を用意する。

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