仙台市中心部の商業施設や商店街で1月2日、正月恒例行事「仙台初売り」が行われる。
藩政時代から続く仙台の伝統的な正月行事「仙台初売り」。商店街の各店が一斉に営業を始め、福袋目当てに前日からの徹夜組や早朝から開店を待つ客が長い行列を作るなど、毎年にぎわいを見せる。各商店街では鏡開きや太鼓演奏、甘酒、お汁粉の振る舞いなどで「おもてなし」するのも特徴。
藤崎(青葉区一番町3)では、ファッション、食品、リビング用品、呉服、宝飾品、服飾雑貨など計約3万3000個の福袋を販売。「八木山動物公園フジサキの杜(もり) ウマくいく!福袋」(2,600円、限定4組)、「アイベックスエアラインズ 空のお仕事体験福袋」(5万5,000円、限定5組)、「仙台フィルハーモニー管弦楽団 夢のマエストロ体験福袋」(10万2,600円限定1人)、「憧れの跳ね馬 フェラーリ458スペチアーレ福袋」(7,000万円、限定1人)など、「夢をかなえる・憧れを体験する」をテーマにした14種類の企画福袋を用意する。プロモーション担当の高橋悦子さんは「初売りを盛り上げるべく、さまざまな福袋を用意して来店をお待ちしている」と呼びかける。
仙台三越(一番町4)は「伊達(だて)な初売り」と題し、レディース・メンズ・キッズのファッション、リビング用品、キッチン用品、宝飾品、服飾雑貨、食品など、約2万5000個の福袋を販売。「献上桃の郷 桑折町 桃づくし体験」(3万3,000円、限定6組)、「仙台89ERS ロイヤルボックスペア」(33万円、限定2組)、「仙台秋保 グレートデーンブリューイング オリジナルクラフトビール醸造 福袋」(110万円、限定2組)、「住友林業 新築住宅福袋」(2,026万円、限定3棟)などの「夢福袋」も用意する。仙台三越営業計画広報担当の伊藤奈菜さんは「毎年定番の住宅や車に加え、地域とお客さまをつなぐ、地場企業の魅力を詰め込んだ夢福袋を用意した。仙台らしい初売りを楽しんでもらえたら」と呼びかける。
エスパル仙台(中央1)では、各テナントで計1万1000個以上の福袋を販売。「JRフルーツパーク仙台あらはま 年間摘み取り体験福袋」(1万円、限定20個、会場販売)、「梁勇基CD&富田晋伍CC解説付き観戦 ベガルタ仙台福袋」(3万円、限定2個)、「本福袋限定のオリジナルグッズ!推しのビッグアクスタ&ツーショット撮影 仙台89ERS福袋」(4万5,000円、限定3個)、「クリムゾンルームで試合観戦!東北楽天ゴールデンイーグルス福袋」(25万円、限定1個、以上抽選販売)など、19種類のオリジナル福袋も用意する。
各商業施設の初売り開始時刻は、仙台三越、仙台パルコ、エスパル仙台、イービーンズ=8時、藤崎、仙台ロフト、アエル=9時。