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仙台で障害者アートの公募展 絵画、彫刻、手芸、映像など入選142作品展示

1次審査で入選した142作品を展示する会場の様子

1次審査で入選した142作品を展示する会場の様子

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 「Art to You!障がい者芸術世界展 IN SENDAI」が8月21日、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町、TEL 022-713-3171)1階オープンスクエアで始まった。主催は東北障がい者芸術支援機構、共催は仙台市、仙台市教育委員会。

大賞・内閣総理大臣賞を受賞した与那覇俊さんの作品「巨人病院7」

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 障害のある人の芸術活動の普及と振興を図ろうと、2015(平成27)年に始まった同展。社会生活におけるハンディキャップのある人を対象に、絵画、彫刻、手芸などの芸術作品を国内外から公募し、審査を通過した入選作品を展示する。

 11回目の今回は、応募総数1375作品のうち、6人の審査員による1次審査で入選した142作品を展示する。会場には、画用紙やキャンパス、ベニヤ板、布などに描かれた絵画、漫画、切り絵、写真のほか、フェルトや粘土、段ボールの立体作品のほか、映像作品など、さまざまな作品が並ぶ。

 8月20日には2次審査を行い、各賞を決定。大賞・内閣総理大臣賞には、沖縄県・与那覇俊さんの作品「巨人病院7」が選ばれた。

 第1回から審査員を務める審査委員長で美術家・アートディレクターの中津川浩章さんは「年々作品のクオリティーが上がってきていて、どんどん作品の幅が広がっているので、審査が大変だった」と明かす。「世界がアートを通じて少しずつ変革して、社会が良くなっていく。そんな魅力が詰まった展覧会になっているので、多くの人に見てもらいたい」と力を込める。

 開会式に出席した郡和子市長は「どの作品も個性あふれる魅力的なものばかりで、今年も見応えのある展覧会になると感じた。来場の皆さまに多くの感動と希望を与え、温かい気持ちにあふれたものとなることを期待している」と話す。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月24日まで。

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