
カフェスペース併設の靴修理店「shoe care cafe “ens”(シューケアカフェエンズ)」(仙台市宮城野区岩切洞ノ口、TEL 022-290-7654)がJR東北本線岩切駅近くにオープンして2カ月がたった。
大手の靴修理会社に在籍し仙台市内の百貨店で靴の修理や靴磨きを7年ほど行っていた園部拓真さんが、「もっと気軽に地域の方々に靴を直してもらいたい」と1月16日に出店した。店舗面積は37平方メートル。
サービス内容は、靴底修理、滑り止め加工、ソールの全張り替え、ライニング(内側)の破れ補修、金具やゴム、面ファスナーの交換、靴磨き、クリーニング、カビの滅菌処理、サイズ調整など全般。
「靴修理は料金が高いというイメージがあり、日本では普段から修理を依頼する人は少ない」という実感から、料金を抑えて設定しているという。靴のサイズ調整、インナーパッド=1,200円、中敷き交換=1,800円、オールシート=レディース4,000円~、メンズ4,500円~、靴磨き=800円、クリーニング=3,000円など。「滑りにくい靴底にしたい」「小指が当たって痛い」などの悩み相談にも応じるほか、一部を除きかばんや革製品の修理にも対応する。
園部さんがセレクトしたシューケア用品の販売も行い、「М.モウブレイ」「タピール」「サフィール」「コロニル」「コロンブス」などのブランドの靴クリームやブラシ、クレンジングなどを取りそろえる。
併設するカフェには、テーブル席4席、セルフケアスペース3席を用意。コーヒー(ホット、アイス=各400円)、紅茶(ホット、アイス=各350円)、オレンジジュース(350円)を提供し、テイクアウトにも対応する。セルフケアブース(30分・ドリンク付き=1,000円、延長30分ごと=800円)では、ドリンクを飲みながら備えられたケア用品やブラシで靴のセルフケアができる。
オープンから2カ月がたち、40~50代を中心に20代から70代まで、子ども連れの利用もあるという。園部さんは「普段履きなじんでいる靴は、気付かないうちに皆さまにとって大切な一足になっていると思う。そのお気に入りの靴をきれいに長く履き続けられるよう、できる限りサポートしたい。ささいなことでも気軽に相談してもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は10時30分~19時。日曜・第3月曜定休。