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石巻の水産加工会社が牛たん端材活用した新商品 ニンニクと黒こしょう利かせ

ごろごろとした牛たんの食感とうまみが特徴の「牛たんのリッチフレーク〈ガーリックペッパー〉」をご飯にのせて

ごろごろとした牛たんの食感とうまみが特徴の「牛たんのリッチフレーク〈ガーリックペッパー〉」をご飯にのせて

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 石巻市の水産加工会社「末永海産」が8月1日、仙台名物・牛たんの端材を使った「牛たんのリッチフレーク〈ガーリックペッパー〉」の販売を始めた。

「牛たんのリッチフレーク〈ガーリックペッパー〉」パッケージ

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 大きさや形など規格外が理由ではじかれた物や製造過程で生じる端材を活用し、サステナブル食品「リッチフレーク」シリーズを展開している同社。2021年8月に第1弾「牡蠣(かき)のリッチフレーク〈ガーリックバター〉」、2023年11月に第2弾「帆立(ほたて)のリッチフレーク〈バターしょうゆ〉」を発売した。順に、宮城県水産加工品品評会で水産庁長官賞、農林水産大臣賞を受賞。2商品合わせて累計約9万個を売り上げている。

 同社広報担当者は「以前にも規格外、端材を利用した牡蠣みそを製品化しており、洋風のご飯のお供が作れないかと試行錯誤し、1年以上かけて最初の商品化にこぎ着けた」と振り返る。

 第3弾「牛たんのリッチフレーク〈ガーリックペッパー〉」は、飲食店用や加工品として出荷するスライス肉を生成する際に出る牛たんの端材を使う。たん下部分の端材を細かく刻み、にんにくじょうゆとブラックペッパーで味付けし、オリーブオイル漬けに仕上げた。「ごろごろとした牛たんの食感は、かむごとにうまみがあふれ、にんにくじょうゆの風味とブラックペッパーがおいしさを引き立たせる」と同担当者。

 食べ方について、「ご飯にもパンにも和食にも洋食にも合うが、ブラックペッパーが刺激的なので、シリーズの中でも一番、そのままでビールのつまみに合うと思う。チャーハンを作る際に交ぜると『ガーリックペッパーのやみつきチャーハン』が出来上がる」とも。「観光の方も、旅の思い出に仙台グルメの新たな名物として購入してもらえたら」と呼びかける。

 価格は、100グラム入り=800円。仙台駅2階おみやげ処(どころ)せんだい1号内の直営店や同社オンラインストアなどで販売する。

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