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松島の「ハリーズジャンクション」、ハンバーガー日本一に 世界大会へ

優勝トロフィーを手にする「ハリーズジャンクション」オーナーシェフの佐藤さん(右)。左は佐藤さんのサポートとして参加した東京・中目黒「バーガーファクトリー」の川領平さん(写真提供=JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024 PR事務局)

優勝トロフィーを手にする「ハリーズジャンクション」オーナーシェフの佐藤さん(右)。左は佐藤さんのサポートとして参加した東京・中目黒「バーガーファクトリー」の川領平さん(写真提供=JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024 PR事務局)

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 ハンバーガーの日本一を決める大会「ジャパンバーガーチャンピオンシップ2024」で6月30日、松島町のハンバーガーショップ「Harry‘s Junction(ハリーズジャンクション)」が優勝した。

決勝で提供した「グラ for you バーガー」

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 世界的フードスポーツイベント「ワールドフードチャンピオンシップ」ハンバーガー部門の日本予選を兼ねて、6月27日~30日に「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市)で開催された同大会。使用食材、調理設備やチーム編成、制限時間など決められたルールの中で技術と味を競う。見た目、調理の正確さ、味が審査基準となる。

 書類審査を通過した44店による3月の予選会を通過した18店が準決勝に出場。「ハリーズジャンクション」のほか、「リッチガーデン」(大阪)、「ジュピターズキッチン四万温泉」(群馬)、「ジューザバーガー」(同)が決勝ラウンドに進んだ。

 決勝ラウンドでハリーズジャンクションは、仙台牛のしんたま(もも肉)、国産牛チャックロール(肩ロース)と、指定食材として、鶏レバーでフォアグラを再現した日本ハムの商品「グラフォア」を使ったパティに、レタス、トマト、オニオンリングなどの具材、2種類のオリジナルソースを合わせた「グラ for you バーガー」を作り上げた。

 審査員からは「ビルド(高さ)があるが、1口目で全ての食材がすっと入ってきてバランスも良くおいしかった」「下に野菜、所々にグラフォアを感じられるなど、計算されていた」などの評価を得て、400満点中390点の高得点を獲得し、優勝を勝ち取った。

 同店オーナーシェフの佐藤賢将さんは21歳で料理の道へ進み、イタリアンやカフェ、ケーキ店などを経て、都内のハンバーガーショップで修業し、2018(平成30)年6月に地元の松島町で独立出店した。

 ワールドフードチャンピオンシップは11月に米インディアナ州で開催される。佐藤さんは「ずっと出場したいと思っていたので、ようやく憧れの地に行くことができる。世界大会も1位を取って日本に帰ってきたい」と意気込む。

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