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仙台パルコで宮城大の学生がセレクトした県産商品販売 店頭に立ってPRも

宮城大の学生と滝口助教(左)、アコメヤトウキョウの山本社長(中央)と仙台パルコ店のスタッフ

宮城大の学生と滝口助教(左)、アコメヤトウキョウの山本社長(中央)と仙台パルコ店のスタッフ

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 仙台パルコ本館(仙台市青葉区中央1)1階のライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO(アコメヤ トウキョウ)仙台パルコ」(TEL 022-398-3531)で現在、宮城大の学生が選んだ県産商品を販売している。1月19日、学生が店頭で商品PRを行った。

セレクトした商品を来店客にPRする学生

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 昨年9月のオープン以来、地方創生の取り組みとして宮城大食産業学群との産学連携プロジェクトを進めている同店。運営する「AKOMEYA TOKYO」(東京都渋谷区)社長の山本浩丈さんらが講師を務める演習で、学生たちがバイヤーとして宮城県の地域資源を活用した商品を発掘。同社にプレゼンテーションを行い、販売する商品を決めた。山本社長は「地元に対する愛情を強く感じ、プレゼンテーションは聞いていて心を打たれた」と振り返る。

 商品は、「宮城ほやラー油」「仙台麩(ふ)」「canささ 笹(ささ)かまアヒージョ」「CANNED缶詰 銀鮭(ぎんざけ)の醤油(しょうゆ)煮」「ホタテ貝ひものガリバタ醤油」「リアスの詩(うた)さんま昆布巻き」「帆立のリッチフレーク」「イタリアンバーグ」「石巻金華茶漬け(カキ)」など15種類。この日は5人の学生が「AKOMEYA TOKYO」の法被に腕を通し、来店客に試食を勧め、手書きのPOPを見せながら商品の特徴や生産者の思いを紹介した。

 店頭に立った同大3年の由比一光さんは「商品を調べる中で、震災の影響を受けた企業も多く、熱い思いや頑張っていこうという底力を強く感じ、それをしっかりお客さんに伝えたいと思った。緊張もしたが、興味を持ってくださるお客さんも多く、自分たちのやってきたことが伝わって良かった」とほっとした表情を浮かべていた。

 食産業学群の滝口沙也加助教は「単に良い商品を選ぶだけではなく、それをお客さんにどう説明すればより魅力が伝わるのか、商品を知ってもらう難しさを学生が体験できる機会になった。こうして学生が店頭に立つことで注目してもらい、作り手の思いを知ってもらう機会にもなれば」と話す。

 山本社長は「学生たち自身も自分の街の再発見や、街をさらに愛することにつながったと思う。将来的に、地元の良さを発信していく職業に就いてくれるかもしれない。そんなきっかけになれば最高」と期待を寄せる。

 営業時間は10時~20時30分。学生がセレクトした商品の販売は今月31日まで。

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