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仙台初売り4年ぶり通常開催へ 伝統のおもてなし再開、2,500万円の福袋も

藤崎の「ヤマハフィッシングクルーザー福袋」イメージ(写真提供=藤崎)。価格は2,500万円

藤崎の「ヤマハフィッシングクルーザー福袋」イメージ(写真提供=藤崎)。価格は2,500万円

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 仙台市中心市街地で2024年1月2日、正月恒例行事「仙台初売り」が行われる。

2,500万円の「ベントレーベンティガV8 4WD福袋」も

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 藩政時代から続く仙台の伝統的な正月行事「仙台初売り」。商店街の各店が一斉に営業を始め、福袋目当てに前日からの徹夜組や早朝から開店を待つ客が長い行列を作るなど、毎年にぎわいを見せる。全国でも認知度が高く、各商店街では鏡開きや太鼓演奏、甘酒、お汁粉の振る舞いなどで「おもてなし」するのも特徴。

 新型コロナウイルス感染症の感染症上の位置付けが5類に移行したことから、2020年以来4年ぶりに通常開催。商店街では甘酒やホットドリンクの振る舞い、百貨店では太鼓演奏や三味線ライブなどを予定している。

 仙台の老舗百貨店「藤崎」(青葉区一番町3)では、ファッション、食品、リビング用品、呉服、宝飾品、服飾雑貨など計約3万2000個の福袋を販売。「体験」をテーマに、「“は虫類館”の裏側探検!福袋」(4組限定、2,000円)、「東北絆まつり2024年仙台開催『青森ねぶたハネト体験&まつりパレード福袋』」(限定3組、2,024円)、「浦霞にほんしゅ塾~別誂(べつあつらえ)~福袋」(限定10人、1万円)、「希望の丘醸造所クラフトビール工場体験福袋」(限定26人、1万4,000円)、「鉄道写真家中井精也さんと行く早春のゆる鉄さんぽミステリーツアー福袋」(限定30人、2万8,000円)、「お庭でととのう『HARVIA』屋外用バレルサウナ福袋」(限定1人、250万円)、「ヤマハフィッシングクルーザー福袋」(限定1人、2,500万円)など、15の企画福袋を用意する。

 仙台三越(一番町4)では「ときめく。伊達な初売り」をテーマに、レディース・メンズ・キッズのファッション、リビング用品、キッチン用品、宝飾品、服飾雑貨、食品などの福袋を販売。昨年比2割増しの福袋を準備する。同社営業計画部担当者は「コロナ禍によってお客さまの価値観や消費行動に変化が生まれ、仙台初売りの目玉である福袋についても、事前予約福袋やインターネット購入など新しい形が台頭している。そのような中、仙台三越では仙台初売りならではの伝統や王道を表現し、おめでたいお正月を皆さまに心から楽しんでもらいたいと考えた」と話す。

 「レゴ認定プロビルダー 三井淳平氏×仙台三越 ホール オリジナル制作福袋 ミニワークショップ付」(抽選1点、90万円)や、「JAL 国際線就航70周年×仙台三越90周年 共同企画 J-AIR E170 仙台空港発着 遊覧チャーター」(抽選1組、390万円)などの「夢福袋」も企画。仙台三越開店90周年や三越創業350周年にちなんだ、90万円や350万円の福袋も用意する。

 市内中心部大型店の初売り開始時間は、仙台三越・仙台パルコ・エスパル仙台・イービーンズ=8時、藤崎・仙台フォーラス・仙台ロフト=9時。

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