仙台の冬の風物詩「2023 SENDAI光のページェント」が12月8日に開幕し、定禅寺通が温かな光で包まれた。
38回目を迎える今年は、仙台三越前から定禅寺ガーデンヒルズ迎賓館前までの約500メートル、定禅寺通沿いのケヤキ129本に約50万球のLEDを取り付ける。温かみのある電球色で、杜(もり)の都の冬を彩る。
今年のテーマは「感謝の煌(きら)めき」。テーマについて、実行委員長の丸山哲史さんは「これまで脈々と引き継がれてきた冬の夜空にともる温かな光には、今年もお疲れさま、一年間ありがとう、来年はもっともっと頑張って輝こう、お互いに健康で幸せいっぱいな年にしたいねといった、さまざまな思いや願いが込められている気がする」と話す。
期間中、市民広場では、野外アイススケートリンク「スターライトリンク」や、クリスマスフードやクリスマス雑貨を販売する「仙台クリスマスマーケット」を展開。定禅寺通緑道内では、展望デッキ「スマイル☆デッキ」や、大きなハート型のシンボルモニュメント「アイリスハートオブジェ」を用意。勾当台公園には今年初めて、約1万5000個のLEDで装飾した城のオブジェ「スターライト☆キャッスル」を設置する。「スマイル☆デッキ」「スターライト☆キャッスル」の入場には、光のページェントの協力金として300円以上寄付すると配布される「ひかリング」の着用が必要。
9日・10日・16日・17日・23日・24日は、定禅寺通をはじめイルミネーションで彩られた市内中心部を巡る特別運行バス「るーぷる仙台 光のページェント号」を運行する。仙台駅前発着で、17時50分、18時、18時20分、18時40分の1日4便。
点灯時間は、月曜~木曜=19時~22時、金曜・土曜=18時~22時、日曜=18時~21時。金曜~日曜の18時30分と19時は、1分間消灯した後に再点灯する「スターライトウインク」を行う。今月25日まで。