仙台フォーラス(仙台市青葉区一番町3)7階のアートギャラリー「TURN ANOTHER ROUND (ターンアナザーラウンド)」で11月18日、東北イラストレーターズクラブ(略称=TIC)のクラブ展が始まった。
東北を拠点に活動するプロイラストレーターの地位向上と親睦を目的として1995(平成7)年に発足したTIC。現在は34人の会員が在籍し、定期的なクラブ展開催と作品ファイル発行、オフィシャルサイトでの作品発表を行っている。
2023年度のクラブ展のテーマは「植物のある日常」。クラブ展実行委員会の担当者は「植物はたくさんの種類があって日常に彩りを与えてくれる存在なので、さまざまな画風のメンバーで描いたら面白いと考えた」と話す。「今年の朝ドラ(NHK連続テレビ小説「らんまん」)が植物に関連したものだったので、興味を持ってもらえるかなと思った」とも。
出展者28人がそれぞれ独自の手法で、実在の風景や架空の世界など「植物と日常が混ざり合った世界」を表現したデジタルやアナログのイラスト、立体などの作品が並ぶ。「優しい雰囲気のイラストがたくさん集まった」と担当者。
「さまざまな作風があり、表現の幅を楽しんでもらえる展示で、こんなことができるんだという発見もあると思う。普段展示を見ることがない方も気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。
開館時間は10時~20時(最終日は19時まで)。今月23日まで。