仙台市が現在、1泊最大3,000円引きとなる宿泊促進キャンペーン「仙台トク旅」を行っている。
新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ経済対策の一環として、交流人口の回復を図り、市内宿泊施設を支援しようと2020年度から行っている同事業。2023年度を「観光再生元年」と位置付ける市が、アフターコロナにおける市への誘客、宿泊需要と域内消費の喚起策として4度目の実施を決めた。事業費は3億円。前期(9月30日~11月30日)、後期(12月1日~2024年1月31日)に分けて予算配分を行い、期間内でも予算上限に達した場合は受け付けを終了する。
ホテルや旅館など、対象施設の宿泊料金が1人1泊20%(最大3,000円)引きとなる。連泊の場合は最長7泊。市内の加盟店で買い物に利用できる地域限定クーポン「仙台トク旅クーポン」(1人1泊当たり2,000円分)も発行する。ワクチン接種証明の提出は不要で、居住地の制限もない。
市内のホテルや旅館117施設が参加。施設一覧はウェブサイトに掲載し、値引き額や宿泊プラン、予約方法は施設により異なる。秋保・作並エリアを中心に、すでに28施設が前期分の販売を終了している。
市文化観光局観光課担当者は「仙台市はあまり観光スポットのイメージがないかもしれないが、伊達政宗公ゆかりの地である仙台城跡や、杜(もり)の都仙台を象徴する定禅寺通りなど、さまざまな場所がある。地域限定クーポンで地元での買い物も楽しんでもらえたら」と呼びかける。
対象は2024年1月31日チェックアウト分まで。