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東北歴史博物館で「奈良・東北のみほとけ展」 鎮魂と祈りの思い込め

国宝「鑑真和上坐像」。第2章「日本仏教のいしずえを築いた人」に展示

国宝「鑑真和上坐像」。第2章「日本仏教のいしずえを築いた人」に展示

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 東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で4月15日、春季特別展「東日本大震災復興祈念 悠久の絆 奈良・東北のみほとけ展」が始まった。

「苦難に立ち向かう ~奈良の仏像と東北の仏像~」の展示

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 「戦火や災害からの復興の願いが込められた仏像美術の姿を伝えるとともに、みほとけたちが発する癒やしの力を感じてもらいたい」と鎮魂と祈りの思いを込めて企画した。奈良と東北の寺宝を一堂に展示する。

 苦難の時に古代の人々が祈りをささげた尊像を展示し、仏教と仏教へ寄せた思いを振り返る「苦難に立ち向かう ~奈良の仏像と東北の仏像~」、聖徳太子と鑑真ゆかりの美術を展示し、その教えと偉業を振り返る「日本仏教のいしずえを築いた人」、「叡尊・忍性の教えと美術」「心の復興へ 奈良仏教の教えと救済」「奈良仏教と未来への営み」の5章で構成。国宝12件、重要文化財(重文)27件を含む60件を展示する。

 主な展示物は、国宝の「薬師如来立像」「梵天(ぼんてん)立像・帝釈天(たいしゃくてん)立像」「鑑真和上坐像(ざぞう)」(以上、奈良・唐招提寺蔵)、「刺繍(ししゅう)釈迦(しゃか)如来説法図」(奈良国立博物館蔵)、重文の「釈迦如来立像(清凉寺式)」(宮城・龍宝寺蔵)、「如来形立像」(奈良・唐招提寺蔵)、「重源上人坐像」(三重・新大仏寺蔵)、「十一面観音菩薩立像」(山形・宝積院蔵)、福島県指定文化財の「文殊菩薩騎獅像」(福島・新宮熊野神社蔵)など。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,700円、学生=1,400円、小中高生=850円。6月11日まで。

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