毎年恒例の「全国駅弁大会とうまいもの市」が2月16日、仙台の老舗百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)本館7階で始まった。
全国各地の駅弁と水産加工品、肉加工品、総菜、調味料、スイーツ、茶葉、酒類などの「うまいもの」を集めた人気企画。20回目となる今回は前半(21日まで)、後半(23日~27日)合わせて86社が出店する。静岡「伊豆しんかい」、京都「生どら焼き専門店七星」、大阪府「さば寿司(ずし)専門店鯖(さば)や」、滋賀「高島とんちゃん」、愛媛「白楽天 今治本店」、長崎「白十字パーラー」、長崎「バーガーショップベルビーチ」など13社が藤崎初出店。
全国駅弁大会では、海鮮、肉、幕の内、キャラクターものなど、藤崎のバイヤーがよりすぐった60種類以上の駅弁を用意。実演販売や日替わり駅弁の販売も行う。主なラインアップは、日豊本線・大分駅「吉野鶏めしおにぎり」(594円)、函館本線・森駅「いかめし」(881円)、根室本線・厚岸駅「氏家かきめし」(1,191円)、北陸新幹線・富山駅「ぶりかまめし」(1,350円)、山陰本線・鳥取駅「かにづくし弁当」(1,551円、前半)、東海道本線・草津駅「近江牛ステーキ&焼肉弁当」(1,851円、後半)、山陽本線・姫路駅「たけだの穴子めし」(1,998円)、根室本線・釧路駅「さざ波ちらし」(2,160円)など。
藤崎の「撮り鉄バイヤー」こと地域物産振興担当バイヤーの松岡達哉さんと「日本ばし大増」が共同で開発した「ブルトレヘッドマーク弁当(ゆうづる・はくつる・鳥海・あけぼの)」(各1,801円)も出品。茶飯の上に鶏の照り焼き、軟骨入り鶏つくね、煮物などを釜飯風に盛り付けた。販売日は16日~19日・23日・25日・26日で、各日各30折限定。
「駅弁は鉄道開通150年を語る上で外せないアイテム。全国駅弁大会20回目の節目に合わせて、鉄道開業150周年を締めくくる弁当として作らせていただいた」と松岡さん。「東北になじみ深いブルートレインに絞った。小さいお子さんからお年寄りの方まで幅広食べてもらえるメニューだと自負しており、容器のクオリティーも高い」とも。
期間中は、広島(16日~21日)、青森(23日~27日)のアンテナショップコーナーや鉄道グッズコーナー、東北大鉄道研究会による鉄道模型Nゲージジオラマ展示、「駅弁掛け紙展」や「『奥会津郷土写真家・星賢孝』只見線再開通記念写真展」も行う。
開催時間は10時~18時30分(最終日は17時閉場)。今月27日まで(22日は閉場)。