気仙沼発祥のコーヒーショップ「MOTHER PORT COFFEE(マザーポートコーヒー)」が8月10日、エスパル仙台本館(仙台市青葉区中央1)3階にオープンした。
運営はオノデラコーポレーション(気仙沼市)。漁業関連の輸出入業を営む同社は2005(平成17)年からコーヒー事業を手がけ、宮城県内を中心にコーヒーショップ「アンカーコーヒー」「フルセイルコーヒー」「マザーポートコーヒー」を展開する。
施設側から出店依頼を受け、店長の木村夏那子さんは「駅のペデストリアンデッキを見渡せる一等地で、果たしてマザーポートコーヒーの良さが生きるだろうかと思った。しかし、一杯一杯の積み重ねの象徴のように、店の錨(いかり)のロゴマークが仙台駅前に掲げられることは、われわれにとっても希望や勇気を生むのではないかと出店を決意した」と振り返る。店舗面積は約100平方メートル。席数はテーブル・カウンター=計35席。
世界中から取り寄せた生豆を気仙沼の本店「アンカーコーヒー マザーポート店」併設の焙煎(ばいせん)所で焙煎したコーヒー豆を使ったスペシャリティコーヒーを提供する。ハンドドリップコーヒー(480円~)をはじめ、カフェラテ(500円)、ショコラモカ(550円)、デカフェコーヒー(560円)など。ドリンクは、紅茶、チャイミルクティー(以上480円)、「津軽完熟林檎(りんご)ジュース」(400円)、「瀬戸内レモンのレモネード」(500円)などもそろえる。
「ずんだコッタ」(450円)、「ニューヨークチーズケーキ」「濃厚ガトーショコラ」(以上550円)、8種類の焼きドーナツ(220円~300円)、「八幡平ポークのデミハンバーグプレート」(980円)、「チキンオーバーライス」(1,080円)、「気仙沼産メカジキのスパイシーメカカレー」(1,100円)のなどのスイーツ、フードメニュー、ドリンクセットも用意する。
客単価は1,000円。木村さんは「仙台駅を利用する方はもちろん、仙台・宮城の皆さまが心や体をゆっくり休められるマザーポート(母港)になれるよう、クルーみんなで笑顔と元気でお迎えしたい」と意気込む。
営業時間は10時~21時(フードメニューの提供は11時~20時)。