仙台の歓楽街・国分町の野外席で飲食を楽しむイベント「イナトラほろ酔い縁日」が8月26日、始まった。主催は虎屋横丁・稲荷小路親交会。
会場となるのは、定禅寺通と広瀬通を結ぶ稲荷小路と、一番町四丁目商店街と国分町通を結ぶ虎屋横丁を合わせて称されるエリア「イナトラ」。同エリアでは2003(平成15)年から、地域活性と飲食店の集客向上を目的にした回遊イベント「イナトラほろ酔いスタンプラリー」を展開していた。
同イベントは2018(平成30)年で終了したが、2020年にコロナ禍が飲食店を直撃する。「国分町の店は大変疲弊して、多くの店が存亡の危機を迎えている」と同親交会青年部長の山崎輝樹さん。食の町「虎屋横丁・稲荷小路地区」を助けてもらいたいとの思いから、客足を増やす呼び水として仙台市と連携し、感染対策を参加店に呼びかけた上で「イナトラほろ酔い縁日」を2020年に初開催した。
2回目となる今回は、市の定禅寺通エリア公共空間利活用プロジェクト支援と、市経済局の頑張る商店街応援事業の支援・助成金を受けて行う。参加店は、「串揚げ酒場 油食来(オイルショック)」「肉喰是(にくいぜ)」「おでん三吉」「ラ ローズ」「富貴寿司(ふうきずし)」「ジョイプール」「ラブ国分町」「南欧バル イナトーラ」「魚が肴(さかな)」(以上、仙台市青葉区一番町4)、「ぼうや」「ててて天」「五臓六腑(ろっぷ)」「おゆき」「ピザラボ レジーナ」(以上、国分町2)など23店。
参加各店では同イベント用テイクアウトメニューとして、ハイボールやビール、レモンサワー、カクテル、日本酒、テキーラなどのドリンク(300円~)と、串揚げや焼き鳥、焼きとん、ギョーザ、揚げ物、おでん、すし、ピザなどのフード(300円~)を販売する。参加者は飲食店でフードやドリンクを購入し、各店先に設置された客席で飲食を楽しむ。
開催時間は19時~23時30分(日曜を除く)。雨天中止。9月16日まで。